NY円、一時1カ月半ぶり高値
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は7日続伸し、
前日比40銭円高・ ドル安の1ドル=82円35~45銭で取引を終えた。
アジア市場でドルが対ユーロなどで下落したことにつれ、円買い・ドル売りがやや優勢となった。
アジア 市場の流れを引き継ぎ、円は一時81円81銭まで上昇。
11月12日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けた。
アジア市場で持ち高調整目的のドル売りが対ユーロやスイスフランなど対欧州通貨を中心に優勢となり、
ドル売りは対円にも波及した。
ニューヨーク市場でも円買い・ドル売りが先行し、朝方に円は対ドルでこの日の高値を付けた。
ただ、買い一巡後は円は伸び悩んだ。28日に実施される米5年物国債入札への警戒感から
朝方から米中長期金利が上昇。
午後発表された入札結果が低調と受け止められると米金利は一段と上昇し、
日米の金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが出た。
10月の米S&P/ケース・シラー住宅価格指数で全米20都市の価格指数は前年同月比で低下し、
12月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回った。
ただ、最近の経済指標を受けた米景気の回復観測は根強く、
相場の反応は目立たなかった。円の安値は82円55銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに大幅に反発し、
前日比1円円高・ユーロ安の1ユーロ=108円00~10銭で取引を終えた。
根強い欧州の財政・金融不安を手 掛かりに円買い・ユーロ売りが優勢となった。
円は一時107円62銭まで上昇し、9月14日以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。
ユーロは ドルに対して反落し、前日終値の1ユーロ=1.31ドル台後半から1.31ドル台前半に下落した。
アジア市場では持ち高調整のユーロ買いが優勢だったが、
ニューヨーク市場では欧州の金融問題が長期化する可能性が強いとの見方が次第に強まり、
ユーロ売りが優勢となった。ユーロの安値は1.3093ドル、高値 は1.3229ドルだった。
スイスフランは対米ドルで上昇。
前日夕の1ドル=0.96スイスフランちょうど前後から0.95スイスフラン台前半に上げた。
一時0.9435スイスフラン前後まで上昇。ダウ・ジョーンズ通信によると過去最高値を更新した。
(日経新聞マネー 12/29 7:28)