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米国株、ダウ反発 55ドル高で2年4カ月ぶり高値
ナスダック3年ぶり高値
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、
前日比 55ドル03セント(0.5%)高の1万1533ドル16セントと2008年8月29日以来、
約2年4カ月ぶりの高値で終えた。M&A(合併・買収)の活発化などを背景に
金融株を中心に買いが優勢となった。
ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同18.05ポイント(0.7%)高の2667.61
と07年12月28日以来ほぼ3年ぶりの高値で終えた。
カナダの金融大手トロント・ドミニオン・バンク(TDバンク)が投資ファンドから
自動車ローンなどを提供する金融会社クライスラー・ファイナンシャルを計63億ドルで買収すると発表した。
買収が業績を押し上げるとの期待からTDバンクが上昇。
今後、米金融業界でM&Aが活発化するとの見方も誘い、
バンク・ オブ・アメリカなどの銀行大手のほか、リージョンズ・ファイナンシャルなど地銀株が全般に買われた。
前日夕に文書処理ソフト大手アドビ・システムズが発表した9~11月期決算は最終黒字に転換し、
電子機器の製造受託サービスを手掛けるジャビル・サーキットの決算も大幅増益となった。
企業業績が順調に回復しているとの見方が強まったことも相場の支援材料となった。
S&P500種株価指数は同7.52ポイント(0.6%)高の1254.60と、
08年9月以来の高値で終えた。業種別S&P500種株価指数では全10 種のうち
「金融」や「素材」など7種が上昇。一方、「消費安定」や「ヘルスケア」などが下げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億1000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約16億8000万株だった。
バンク・オブ・アメリカは3%近く上昇し、ダウ平均構成銘 柄で上昇率首位。
新型の「アップルTV」の販売台数が今週中に100万台に達するとの見通しを発表したアップルは上昇。
最高経営責任者(CEO)が1億ド ル相当の自社株を購入したことを明らかにしたパソコン大手デルも買われた。決算や業績見通しが市場予想を上回ったクルーズ船運営大手のカーニバルが大幅高。
一方、四半期決算が市場予想以上となった中古車大手カーマックスには利益確定売りが優勢となった。
(日経新聞マネー 12/22 7:21)