7.34 (0.06%) 米国株、ダウ小反落し7ドル安 ナスダックは高値更新
オラクル大幅高で
17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小反落し、
前日比7ドル34セン ト(0.1%)安の1万1491ドル91セントで終えた。
前日に2年3カ月ぶりの高値を付けたたため、目先の利益を確定させる目的の売りが出た。
ただ企業 業績改善を手掛かりとした買いで下値は堅かった。
製薬大手メルクやファイザーが下落したこともダウ平均の重荷となった。
米食品医薬品局(FDA)が英製薬大手アストラゼネカの抗血栓薬について、
追加情報が必要だとして承認を延期。
FDAの審査厳格化が医薬品会社の収益の重荷となるとの懸念につながった。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが17日、
アイルランドの格付けを5段階引き下げた。
欧州の財政問題への不透明感が投資家のリスク回避につながったとの見方もあった。
ただ、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続伸。
同5.66ポイント(0.2%)高の2642.97と、2007年12月31日以来、約 3年ぶり高値で終えた。
前日夕に好決算を発表したIT(情報技術)大手オラクルや
高機能携帯電話(スマートフォン)大手リサーチ・イン・モーション (RIM)が買われ、終日堅調に推移した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約19億4000万株(速報)。
ナスダック市場は約23億5000万株(同)だった。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、「一般産業」など3業種が下落。
「素材」や「金融」など7業種が上昇した。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)が大きく下げ、
ダウ平均構成銘柄で下落率首位。前日に米連邦準備理事会(FRB)が
デビッ トカードの手数料を規制する案を発表したことを受け、
マスターカードなど関連銘柄全般に売りが続いた。午後に増配を発表した通信大手AT&Tも安く終え た。
複数のアナリストが目標株価を引き上げたオラクルが約4%上昇。
カナダの金融グループが買収を発表した米地銀マーシャル・アンド・イルズレーが急伸し、
サントラスト・バンクスなど地銀の一角も買われた。
(日経新聞マネー 12/18 8:15)