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米国株、ダウ反落19ドル安 

格付け巡り欧州不安再燃、下値は堅い



15日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。

終値 は前日比19ドル07セント(0.2%)安の1万1457ドル47セントだった。

米格付け会社による欧州各国の国債に対する厳しい見方が相次ぎ、

欧州国家 財政に対する不安心理が増大。

15日発表の11月の米鉱工業生産指数など良好な米国の経済指標が支えとなったが、

前日までの反動もあって目先の利益をひと まず確定する売りがじわりと優勢になった。

 

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落。

終値は前日比10.50ポイント(0.4%)安の2617.22だった。

 

欧州各国の国債を巡って相次いだ格付け会社の見解が投資家心理を冷やした。

14日のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるベルギー国債の格付け見通しの引き下げに続き、

15日はムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペイン国債を引き下げ方向で見直すと発表。

このところ小康状態を保っていた 欧州問題に対する不安が再び強まった。

ただ、下値を売り込む動きは乏しかった。

11月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇。市場予想(0.3%上昇)も上回った。

12月のニューヨーク連銀景気指数も持ち直し、

景況感の改善を背景に午後中ごろまでは上げる場面が目立った。

 

米上院は15日、大型減税の延長や失業保険給付の延長を盛り込んだ法案を賛成多数で可決したが、

市場の反応は限られた。

消費の底上げを通じて株式相場の支援材料になるものの、

焦点の下院での採決を見極めたいとの雰囲気が強かった。

 

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「公益」や「金融」など9業種が下げ、

「消費安定」のみが上げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億1000万株(速報値)、

ナスダック市場は約18億1000万株(同)だった。

 

大手金融ゴールドマン・サックスが収益予想を引き下げた同モルガン・スタンレーが下落。

非鉄大手アルコアや銀行大手JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカが売りに押された。

 

一方、著名投資家による買収に合意したと発表した電力大手ダイナジーが上昇。

今期の増収増益予想を発表した鉱山機械大手ジョイ・グローバルも上げた。

 

(日経新聞マネー 12/16 7:21)