NY円、 米金利上昇で円売り



14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、

前日比25銭円安・ド ル高の1ドル=83円60~70銭で取引を終えた。

米連邦準備理事会(FRB)が同日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、

実質ゼロ金利政策や米国債購入策の現状維持を決めた。

発表後に米債券市場で長期金利が一時約7カ月ぶりの水準に上昇したため、

日米の金利差拡大観測から円売り・ドル買いが優勢と なった。

 

外為市場参加者の間では、

低迷が続く米雇用情勢などを背景にFRBが声明で景気認識を引き下げるとの思惑が出ていたという。

だが実際の声明では景気認識が前回から大きな変化がなかったため、

ドルの買い戻しを誘ったとの指摘があった。円は一時83円78銭まで下落した。

 

朝方発表の11月の米小売売上高は前月比で増加し、市場予想も上回った。

個人消費の持ち直しで米景気の改善期待が強まったため、円売り・ドル買いを誘った面もある。

 

この日の円の高値は82円96銭だった。

 

円は対ユーロで3日続落し、前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円85~95銭で取引を終えた。

円が対ドルで下落基調を強めると、円はユーロに対しても下げ幅を広げた。

 

ユーロは対ドルで小反落。

前日終値と同じ1ユーロ=1.33ドル台後半ながら、水準をやや切り下げた。

米長期金利が上昇した場面で、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。

この日のユーロの安値は1.3362ドル、高値は1.3474ドル。

 

ユーロは欧州市場の取引時間帯には1.3500ドルと11月23日以来約3週間ぶりの高値を付ける場面もあった。

 

(日経新聞マネー 12/15 7:33)