NY円、反発 日米金利差縮小で
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、
前週末比55銭円高・ド ル安の1ドル=83円35~45銭で取引を終えた。
米長期債利回りが低下し、日米金利差の縮小を受けた円買い・ドル売りが入った。
中国の利上げ見送りや欧州の財政不安がひとまず後退したことで対ユーロでドルが売られ、
円の対ドル相場を押し上げた。
米連邦準備理事会(FRB)がこの日実施した米国債購入で、
応札額が一部予想よりも少額にとどまり、米国債への需要の強さが示された。
米債券市場で買いが膨らみ、日米の金利差が縮小するとの見方から、円買い・ドル売りが優勢となった。
中国人民銀行(中央銀行)が前週10日に発表した金融引き締め策は預金準備率の引き上げにとどまり、
市場が懸念していた利上げは先送りとなった。
世界景気をけん引する中国の金利が据え置かれたことで中国景気の減速観測がいったん和らぎ、
世界景気の回復期待が高まった。
欧州中央銀行(ECB)が発表した週間のユーロ圏の国債買い取り額が前週から増加したと伝わった。
ECBがユーロ圏の市場安定に向けて動いているとの期待が強まった。
世界的な景気の先行き不透明感が後退し、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、
ユーロやオーストラリア(豪)ドルなど相対的に金利の高い通貨を買って、
ドルや円など低金利通貨を売る動きが強まった。
対ドルでユーロを売る動きが強かったため、円の対ドル相場も円買い・ドル売りが優勢となった。
ニューヨーク市場での円の高値は83円10銭、安値は84円10銭だった。
円は対ユーロで続落し、前週末比65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円65~75銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反発。
前週末終値の1ユーロ=1.32ドル台前半から1.33ドル台後半に上昇した。
中国の利上げ先送りや欧州の財政不安が一服したことで、
投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が強まり、ユーロ買い・ドル売りが優勢だった。
この日の高値は1.3434ドル、安値は 1.3262ドル。
(日経新聞マネー 12/14 7:45)