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米国株、ダウ反発し13ドル高 ナスダックは6日続伸

2年11カ月ぶり高値 



8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反発し、

終値は前 日比13ドル32セント(0.1%)高の1万1372ドル48セントだった。

6日にオバマ米大統領と共和党指導部が合意した減税延長による

景気浮揚効果などへの期待感が引き続き相場を支えた。

一方、主な株価指数は直近の高値圏に上昇しており、利益確定売りで上値も重かった。

 

ハイテク株比率 が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、

同10.67ポイント(0.4%)高の2609.16と2008年1月2日以来約2年11カ月ぶりの高値で終えた。

S&P500種株価指数は同4.53ポイント(0.4%)高の1228.28と08年9月以来の高値に上昇した。

 

注目される米経済指標の発表がなかったうえ、

企業の決算や業績見通しなどの個別材料が好悪まちまちだったこともあり、

相場は方向感に欠けた。ダウ平均は終日狭い範囲で推移した。

 

米債券市場での長短金利差拡大で利ざやが改善するとして、

JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど米銀株が買われた。

欧州銀行株高につれた面 もあった。

一方、11月の世界の既存店売上高が一部の予想に届かなかったとして、

マクドナルドがダウ平均構成銘柄で下落率首位だった。

 

外国為替市場でドルが対ユーロなどで買われた場面では、

ドル高が収益圧迫要因となる素材株や一般産業株などにも売りが出た。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億9000万株(速報)。

ナスダック市場は約17億2000万株(同)。業種別S&P500種株価指数(全10業種)では

「金融」と「情報技術(IT)」など5業種が上昇。「素材」などが下げた。

 

2011年1月期の業績見通しを引き上げたホームセンター大手のホーム・デポが上昇。

アナリストが投資判断を引き下げた工業・事務用品大手スリーエムも小高く終えた。

前日夕に10~12月期の業績見通しの範囲を狭めた

通信系半導体のテキサス・インスツルメンツ(TI)も高く終えた。

 

半面、会員制卸売大手コストコ・ホールセールは朝方発表した

四半期決算は市場予想を上回ったものの売られた。

財務省が来春にも保有株の売り出しを検討している

と報じられた保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)も下落した。

 

(日経新聞マネー 12/9 7:36)