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米国株、ダウ小幅続落し3ドル安

減税期待で買い先行もドル高重荷




7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、

前日比3ドル03セ ント(0.0%)安の1万1359ドル16セントで終えた。

減税延長が米経済の回復を支えるとの見方から幅広い銘柄に買いが先行したが、

高値圏では利益確 定売りが優勢になった。

朝高で始まった原油先物相場が下げに転じ、エネルギー株が売られたことも相場を押し下げた。

 

一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、

同3.57ポイント(0.1%)高の2598.49と、2008年1月3日以来2年11カ月ぶりの高値を付けた。

 

オバマ大統領が今年末で失効する所得や配当への大型減税(ブッシュ減税)を、

富裕層を含むすべての所得層を対象に2年間延長することなどで共和党指導部と暫定合意した。

社会保障税などの引き下げが個人消費を刺激し、

米経済の成長率が高まるとの期待から買いが先行した。

ダウ平均の上げ幅は一時88ドルまで拡 大した。

 

一方、ダウ平均が取引時間中に11月5日に付けた高値(1万1444ドル08セント)を上回ると、

目先の利益をひとまず確定する売りの勢いがじわりと強まった。

商品相場が下げに転じると資源株やエネルギー株に売りが膨らみ、

ダウ平均は取引終了にかけて下落に転じた。

 

業種別S&P500種株価指数では全10業種中6業種が下落。

「公益」や「エネルギー」、「消費循環」の下げが目立った。

一方で、「一般産業」など4業種 が上昇した。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約16億2000万株(速報値)、

ナスダック市場が約18億6000万株(同)だった。

 

朝方に発表した2011年12月期の売上高の予想増加率が長期的な目標を下回った

化学大手スリーエムが3%あまり下落し、ダウ構成銘柄で最大の下落率となった。

最高経営責任者(CEO)が増配の意向を示した米銀大手ウェルズ・ファーゴや

バンク・オブ・アメリカは相場全体の下げにつれて安く終えた。

四半期 決算で売上高が予想を下回った婦人服専門店のタルボットは急落した。

 

一方、アナリストが「買い」で投資判断を始めた

ハードディスク駆動装置(HDD)大手のシーゲート・テクノロジーが2%強上昇。

同業のウエスタン・デジタルも上昇した。

ダウ構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)が買われたほか、

石油大手シェブロンや建機大手キャタピラーの上昇が目立った。

 

(日経新聞マネー 12/8 7:24)