NY円、 欧州不安でドル買い




6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反落し、

前日比15銭円安・ドル高の1ドル=82円60~70銭で取引を終えた。

欧州の金融システム不安を背景にドルが対ユーロで上昇したことが、円売り・ドル買いにつながった。

 

欧州連合(EU)の財務相らが資金繰り難に陥った国を支援するための総額7500億ユーロの緊急融資制度の

規模拡大について議論していると報じられた。

ただ、ドイツのメルケル首相が当面は拡大の必要はないと述べたと伝わり、

EUが金融問題への対策をまとめるのが難しいとの見方が浮上した。

前週末に予想を下回る11月の米雇用統計などを受けて売りが膨らんだドルが

対ユーロで買い戻され、円の対ドルでの売りを促した。

 

6日は注目度の高い米経済指標の発表が少なく、円の対ドル相場は動意に乏しかったという。

円の安値は82円94銭、高値は82円57銭だった。

 

円は対ユーロで続伸し、前日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円95銭~110円05銭で取引を終えた。

欧州の金融不安から円買い・ユーロ売りが 優勢となった。

欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)による金融支援の前提となる財政再建計画に基づいて作成した

アイルランドの来年度予算案が7日に 同国議会で成立するかどうかを見極めたいとのムードもあったという。


ユーロはドルに対して4日ぶりに反落し、

前週末終値の1ユーロ=1.34ドル台前半から1.33ドルちょうど近辺に下落した。

欧州の金融不安を背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となった。

ユーロの安値は1.3246ドル、高値は1.3333ドルだった。

 

(日経新聞マネー 12/7 7:30)