NY円、大幅続伸、雇用統計受け
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅続伸し、
前日比1円30銭円 高・ドル安の1ドル=82円45~55銭で取引を終えた。
米雇用統計を受け、雇用環境が改善しているとの期待が後退。
円買い・ドル売りが膨らんだ。円は一 時82円52銭まで上昇し、11月15日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。
11月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比3万 9000人増と市場予想を大幅に下回り、
失業率は9.8%と前月から上昇した。
民間指標などを受けて強まっていた米労働環境が順調に回復しているとの期待が薄れた。
米国で金融緩和の状態が長期化する可能性が改めて意識され、対主要通貨でドル売りが優勢となった。
午後にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米CBSテレビのインタビューで、
国債購入を拡大する可能性を排除しないという趣旨の発言をしたと伝わると、ドル売りが加速。
円はこの日の高値圏で終えた。
11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は前月から上昇したが、
市場予想に一致したため相場の反応は目立たなかった。円の安値は83円82銭だった。
円は対ユーロで3日ぶりに小反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円60~70銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して3日続伸し、前日終値の1ユーロ=1.32ドル台前半から1.34ドル台前半に上昇した。
米雇用統計やバーナンキFRB議長の発言を 受けてユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
前日の理事会で欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏諸国の国債購入を続けることを決めたことで、
欧州の金融不安 が和らいでおり、ユーロが買い戻されやすい面もあったという。
ユーロの高値は1.3438ドル、安値は1.3238ドルだった。
(日経新聞マネー 12/4 9:00)