NY円、ECB国債購入の思惑でユーロ上昇
2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、
前日比40銭円高・ドル安 の1ドル=83円75~85銭で取引を終えた。
欧州中央銀行(ECB)によるユーロ圏の国債購入の思惑などを背景にドルが対ユーロで下落したことが、
円買 い・ドル売りにつながった。
ECBは理事会で市場予想通りに政策金利の据え置きと期間3カ月の資金供給策の延長を決めた。
理事会後の記者 会見でトリシェECB総裁は市場の期待に反して、
金融不安を和らげるためのユーロ圏諸国の国債購入を積極的に進める姿勢を示さなかった。
ただ、中銀がポル トガル国債を購入したとのうわさが出て、
ECBが欧州の国債相場を支えるとの見方からドルがユーロに対して下落。
これにつれて円は対ドルで買いが優勢と なった。円の高値は83円48銭だった。
ただ、買い一巡後は円は伸び悩んだ。
11月の米仮契約住宅販売指数が市場予想に反して大幅上昇し たことなどを背景に、
米株式相場が堅調に推移した。
投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、
円はオーストラリアドルなど高金利通貨に対して下落し、
対米ドルでも円の売りを誘った。円の安値は84円37銭だった。
円は対ユーロで続落し、前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円75~85銭で取引を終えた。
中銀がポルトガル国債の購入に動いたとの思惑から、円売り・ユーロ買いが優勢となった。
米仮契約住宅販売指数の上昇や米株高も低金利の円売りを促した。
ユーロはドルに対して続伸し、前日終値の1ユーロ=1.31ドル台前半から1.32ドル台前半に上昇した。
トリシェECB総裁が記者会見で国債購入に前向 きな姿勢を示さなかったことが嫌気され、
ユーロ売り・ドル買いが先行した。
ただ、中銀がポルトガル国債を購入したとのうわさが伝わると、
ユーロの買い戻し が優勢となった。ユーロの高値は1.3248ドル、安値は1.3060ドルだった。
(日経新聞マネー 12/3 7:33)