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米国株、3日続落しダウ46ドル安 欧州懸念で

月間では3カ月ぶり下落




11月30日の米株式相場は3日続落し、

ダウ工業株30種平均は前日比46ドル47セント(0.4%)安の1万1006ドル02セントで終えた。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は同26.99ポイント(1.1%)安の 2498.23。

欧州の財政や金融システム問題の広がりを警戒した売りが続き、IT(情報技術)関連株などに下げが目立った。

 

ダウ平均は月間では112ドル安となり、8月以来3カ月ぶりの下落となった。

 

金融システム不安がポルトガルやスペインなどにも拡大するとの観測から、

一部のユーロ圏諸国で国債利回りの上昇(国債価格の下落)が続いている。

欧州の金融システム問題が深刻化すれば、

投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から米株市場でも売りが優勢となった。

 

ただ、11月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)や消費者信頼感指数が前月比で改善したため、

米景気が回復するとの見方から買いも入った。

オバマ米大統領がこの日、

年末に失効する「ブッシュ減税」の扱いなど今後の政策について共和党議員らと協議した。

会合後の記者会見で大統領が減税策延長のため妥協点を探る姿勢を示したとの受け止め方が浮上し、

株式相場を支えたとの声があった。ダウ平均は前日比で高くなる場面があった。

 

業種別 S&P500種株価指数では全10種のうち「IT(情報技術)」や「ヘルスケア」など8種が下落。

一方、「通信サービス」と「素材」が上げた。

ニューヨー ク証券取引所(NYSE)の売買高は約15億4000万株(速報値)、

ナスダック市場(同)は約22億1000万株だった。

 

決算や収益見 通しが市場予想を下回った書店大手バーンズ・アンド・ノーブルが大幅安。

10~12月期の売上高見通しの据え置きを発表した通信系半導体のアルテラは下落。

前日夕に投資ファンドへの身売りによる株式非公開化の検討を取りやめた

と発表したハードディスク駆動装置(HDD)大手のシーゲイト・テクノロジーは売られた。

欧州の財政・金融システム不安からスペインのサンタンデール銀行や、ドイツ銀行も安い。

 

一方、電気自動車(EV)「シボレー・ ボルト」を発売記念式典をこの日開いた

ゼネラル・モーターズ(GM)は上昇。

2011年1月期通期の業績見通しを据え置くと発表したホームセンターのロウ ズも高い。

「中国で生産する建機などの部品製造の一部を日本から中国に移すことを計画している」

と英紙が報じた建設機械大手キャタピラーは買われた。

 

(日経新聞マネー 12/1 7:30)