39.51 (0.36%) 米国株、続落 ダウ39ドル安
一時1万1000ドル割れも金融株高支え
29日の米株式相場は続落し、
ダウ工業株30種平均は前週末比39ドル51セ ント(0.4%)安の1万1052ドル49セントで終えた。
欧州の財政・金融への警戒感から売りが先行し、160ドル余り下げる場面があった。
一方、この ところ売りが目立っていた金融株などに相対的な割安感から買いが入り、相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同9.34ポイント(0.4%)安の2525.22で終えた。
欧州連合(EU)などが28日にアイルランドへの支援を決めたが、29日の欧州株式相場は総じて下落。
スペインやイタリアなどの国債利回りが急上昇した。
アイルランド支援策は欧州の不安拡大を防ぐには力不足との見方から、
運用リスクを避ける目的の売りが先行した。
外国為替市場でドルがユーロに対して上昇。
「ドル売り・株式買い」などの持ち高解消に伴う株売りも出た。
素材・エネルギー株に売りが先行し、ダウ平均は心理的な節目である1万1000ドルを下回る場面があった。
全米小売業協会(NRF)は28日、25~28日の小売売上高が前年同期比で9.2%増えたもようだと発表した。
前週に本格化した米年末商戦の序盤が順調な滑り出しになったとの見方が投資家心理を支える一方、
小売株には利益確定目的の売りも出た。
高級百貨店のサックスやノードストロームが売られ、百貨店のメーシーズも下げた。
半面、同業のJCペニーは朝安後に上昇。
インターネット通販のアマゾン・ドット・コムは過去1年(52週)高値を更新した。
業種別S&P500種株価指数では全10業種中7業種が下落。
「通信サービス」や「消費循環」、「IT(情報技術)」の下げが目立った。
一方で「エネル ギー」や「金融」、「素材」が上昇した。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約9億2000万株(速報値)、
ナスダック市場が約16億9000 万株(同)だった。
保有するアルゼンチンの石油ガス大手の株式を売却すると発表した英石油大手BPが下げた。
商品供給契約を巡る対立が深まったコーヒーチェーン大手スターバックスと
食品大手クラフト・フーズがともに売られた。
ダウ平均構成銘柄ではパソコン大手ヒューレット・パッカードが下落率首位。
ホームセンターのホーム・デポや通信のベライゾン・コミュニケーションズへの売りも目立った。
一方、南アフリカの小売り大手マスマートへの51%出資を発表した
米小売最大手ウォルマート・ストアーズが上昇。
アナリストが投資判断を引き上げた貨物大手フェデックスも買われた。
ダウ 構成銘柄ではクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが上昇率首位。
米銀大手バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースも買われた。
非鉄大手 アルコアは朝安後に上昇した。
(日経新聞マネー 1/30 7:18)