At 1:03PM EST: 11,092.00  Down 95.28 (0.85%)




米国株、ダウ反落で95ドル安 

欧州不安拡散で、銀行株が安い 



26日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は反落した。

終値は24日終値比 95ドル28セント(0.9%)安の1万1092ドル00セントだった。

アイルランドの財政や金融システムに対する警戒感が欧州各国に拡散。

焦点の米年末 商戦は順調な滑り出しを見せたが、

欧州問題への懸念が上回って目先の利益をひとまず確定する目的の売りが優勢となった。

 

アイルランドの財政危機への不安は南欧各国に波及し、スペインの株式相場が大幅に下落した。

スペインのサパテロ首相は同国が支援を要請する可能性について「絶対にない」と否定したが

市場の警戒感は根強く、米株式市場でも投資家の安全資産選好が強まった。

 

市場参加者の関心が高い年末商戦のスタートである感謝祭翌日は順調な滑り出しを見せた。

今週末の買い物客数が昨年を上回りそうだとの全米小売業協会の調査結果もあり、

米景気への影響が大きい年末商戦への期待は高まった。

ただ、26日は欧州問題への懸念にかき消されがちだった。

 

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反落した。

終値は24日終値比8.56ポイント(0.3%)安の2534.56だった。

 

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落した。

「素材」や「エネルギー」、「金融」などの値下がりが目立った。

売買高はニューヨーク証券取引所 (NYSE)が約4億3000万株(速報値)、

ナスダック市場が約6億3000万株(同)だった。

26日は感謝祭翌日のため、取引時間が短縮されて米東部 時間午後1時に終えた。

 

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが格下げしたアイルランド銀行が大きく下げた。

米銀大手のJPモルガ ン・チェースやバンク・オブ・アメリカも下落。

カード大手アメリカン・エキスプレスの値下がりが目立ち、

景気変動の影響を受けやすい素材のデュポンやアルコアも売りに押された。

 

一方、投資ファンドとによる買収に合意したと発表した食品大手のデルモンテ・フーズが上昇。

ダウ平均構成銘柄ではIT(情報技術)大手のシスコシステムズが唯一上昇した。

 
小売株は高安まちまちだった。百貨店のメーシーズが上げた一方、
同業のサックスや宝飾品のティファニー、インターネット通販のアマゾン・ドット・コムは下げた。
                          (日経新聞マネー 11/27 7:18)