NY円、欧州懸念受けドル買い基調



26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、

感謝祭の祝日前の24日 と比べて55銭円安・ドル高の1ドル=84円00~10銭で取引を終えた。

欧州の財政や金融システム不安の広がりが対欧州通貨でのドル買いを誘い、

対円で もドル買いが優勢だった。

一時は84円18銭と9月28日以来、ほぼ2カ月ぶりの安値を付ける場面があった。

 

欧州の金融問題がポルトガル やスペインに波及するとの懸念が根強く、

ユーロやポンドが対ドルで売られたことが対円でもドルの買いを誘った。

朝鮮半島では北朝鮮が軍事演習を続けるなど、朝鮮半島情勢の緊迫が続いていると報じられている。

日本の円には地政学リスクを意識した売りも出た。

 

一方、感謝祭の翌日で市場参加者が少なく、

短縮取引だった株や債券相場の取引が終了すると特に商いが薄くなった。

積極的な円売りは続かず、円は取引終了にかけてやや下げ渋った。

この日の円の高値は83円82銭だった。

 

円は対ユーロで横ばい。

感謝祭前日の24日と同じ1ユーロ=111円30~40銭で取引を終えた。

 

ユーロはドルに対して4日続落し、24日の1ユーロ=1.33ドル台前半から1.32ドル台前半に下落した。

ポルトガルなどの国債利回りが高水準で推移し

不良債権問題が南欧諸国に広がるとの警戒感が強かった。

週末にもまとまると見られている欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による

アイルランドの金融支援の内容などを見極めたいとの見方もあり、ユーロには買いが入りにくかった。

早朝の時間帯には一時1.3200ドルと9月21日以来の安値を付け た。

 

ニューヨーク市場でのこの日の安値は1.3203ドル、高値は1.3265ドルだった。

 

オーストラリア(豪)ドルが 対米ドルで大幅に下落。

24日の1豪ドル=0.98ドル台前半から0.96ドル台前半に水準を切り下げた。

オーストラリア準備銀行(RBA、豪中央銀行)のスティーブンス総裁が

現在の政策金利が適切との認識を示したとの報道を手がかりに、

ニューヨーク市場でも豪ドルの売りが続いた。

(日経新聞マネー 11/27 8:57)