150.91 (1.37%)米国株、大幅反発 ダウ150ドル上昇
年末商戦への期待で小売株高
24日の米株式相場は大幅に反発した。
ダウ工業株30種平均は、前日比150 ドル91セント(1.4%)高の1万1187ドル28セントで終えた。
米個人消費の回復を示唆する経済指標の発表が相次ぎ、
年末商戦への期待感から小売株を中心に買いが膨らんだ。
ダウ平均は前日の下げ幅を一日で取り戻した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同48.17ポイント高の2543.12で終えた。
朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が市場予想以上に改善したうえ、
10月の個人消費支出と所得がともに前月比で増加。
11月の消費者態度指数(確報 値、ミシガン大学調べ)も市場予想を上回る上昇となり、
あすの感謝祭の祝日以降に本格化する年末商戦への期待が強まった。
宝飾品大手ティ ファニーが大幅な増収増益となる8~10月期決算を発表し、
年末商戦に強気な見方を示したことなども小売株への買いを誘った。
財政不安の拡大懸念などから 前日に大幅安となった欧州の株式市場で、
主要な指数が上昇したことも投資家心理の悪化に歯止めをかけた。
10月の耐久財受注額は市場予想を下回ったが、
9月分が上方修正されたことが減少幅の拡大につながった面もあり嫌気した動きは限られた。
新築一戸建て住宅販売件数も2カ月ぶりに前月比で減少したが、市場の反応は乏しかった。
業種別S&P500種株価指数では全10業種が上昇。
「一般産業」が上昇率首位で、「消費循環」、「素材」の上昇も目立った。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約8億2000万株(速報値)、
ナスダック市場が約15億9000万株(同)だった。
ティファニーは株式分割調整後の上場来高値を更新。
高級皮革製品のコーチや百貨店のサックス、ノードストロームも買われた。
米調査会社が年末商戦のオンラ イン小売業への消費支出額が前年同期比11%増えるとの予想を発表し、
ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが過去1年(52週)の高値を更新。ネット競 売大手イー・べイも上昇した。
オラクルが提訴した著作権侵害訴訟で、
前日にドイツのソフト大手SAPに賠償金支払いを命じる評決が下ったことを受けて同社株が上昇。
大株主が買収提案を拒否したことを受け、
売却先を見直す考えを明らかにしたと伝わった米電力大手ダイナジーも上昇した。
ダウ平均構成銘柄で航空機大手ボーイングや航空機・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズの上昇も目立った。
一方、8~10月期決算と同時に示 した今期の利益見通しが市場予想に届かなかった
建設・農機大手ディアが売られた。
ダウ構成銘柄ではパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)が売られ、
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が
小幅ながら下げた。
(日経新聞マネー 11/25 7:15)