24.97 (0.22%) 米国株、ダウ反落24ドル安 欧州不安などが重荷、ナスダックは続伸
22日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落した。
終値 は前週末に比べ24ドル97セント(0.2%)安の1万1178ドル58セントだった。
欧州の金融不安が拡大するとの警戒感に加え、
米捜査当局がインサイ ダー取引に絡んだ捜査を進めているとの報道を受けて金融株が売られた。
アイルランドが欧州連合(EU)などに金融支援を要請したが、
欧州 では財政や金融への不安がくすぶっている。
バンク・オブ・アイルランドの米預託証券(ADR)が17%近く下げ、アライド・アイリッシュ銀行も大幅安。
米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やJPモルガン・チェースが売られ、
ダウ平均の下げ幅は一時150ドル近くに拡大した。
米連邦 捜査局(FBI)がインサイダー取引に絡み複数のヘッジファンドを捜索した
と22日に米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えたことも金融株に売りを誘った。
20日付の同紙がインサイダー情報流出に関与したかどうかを調査している
と報じた金融大手ゴールドマン・サックスが3%あまり下げた。 同業のモルガン・スタンレーも売られた。
一方、取引終了後に発表する四半期決算への期待からパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)が上昇。
原油先物相場の下げ幅縮小を受けて、シェブロンやエクソンモービルなど大手石油株が下げ渋り、
ダウ平均も取引終了にかけて下げ幅を縮小した。
米国で定額のストリーミング(逐次再生)サービスを開始する
と発表したビデオレンタル大手ネット・フリックスが大幅に上昇。
投資ファンドによる買収に合意 したと発表したソフトメーカーのノベルが買われるなど、
個別に材料が出た銘柄が上昇。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、
前週末 比13.90ポイント(0.6%)高の2532.02で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10業種中6業種が下落。
1%以上下 げた「金融」が下落率首位で、「エネルギー」、「一般産業」が続いた。
一方、「IT(情報技術)」や「消費循環」などが上昇した。
売買高はニューヨーク証 券取引所(NYSE)が約9億2000万株(速報値)、
ナスダック市場が約17億6000万株(同)だった。
ダウ平均構成銘柄ではバンカメが下落率首位でJPモルガンが続いた。
クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)やゼネラル・エレクトリック(GE)も売られた。
一方、四半期決算で最終損益が黒字に転じた食肉大手タイソン・フーズが大幅に上昇。
ダウ構成銘柄ではHPが上昇率首位となり、製薬大手メルクや航空機大手ボーイングなどが買われた。
(日経新聞マネー 11/23 8:51)