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米国株、ダウ小幅続伸、22ドル高 

好決算銘柄がけん引、デルが高い 



19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、

前日比22ドル 32セント(0.2%)高の1万1203ドル55セントで終えた。

好決算銘柄などへの個別物色が相場を支えた。ただ中国の金融引き締めを受け、

米企業業績 の重荷になるとの懸念から売りが広がる場面もあった。

 

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、3.72ポイント(0.1%)高の2518.12で終えた。

 

前日夕発表の四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったパソコン大手デルが上昇し、

同業のヒューレット・パッカード(HP)にも買いが波及した。

アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた化学大手デュポンも上げ、ダウ平均の上昇につながった。

 

ただ、上値も重かった。

中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を

0.5%引き上げると発表した。

準備率引き上げが世界経済をけん引する中国の景気を冷やし、米企業業績を押し下げるとの懸念が浮上。

ダウ平均は午前に約60ドル下げる場面もあった。

 

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演への反応は限られた。

議長は追加の金融緩和実施の決定の批判に対し、

新興国の通貨が市場実勢に基づいておらず、資金の流れをゆがめる要因となっている

と反論したが、市場では冷静に受け止める雰囲気が強かった。

 

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「素材」や「エネルギー」など8業種が上昇。

一方、「公益」と「金融」の2業種が下落した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億株(速報値)、

ナスダック市場は約18億株(同)だった。

 

決算が市場予想を上回り、堅調な業績見通しを示した婦人服のアン・テーラーが急伸。

前日に再上場した自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)も上げた。

 

一方、航空機大手のボーイングや映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーが下げた。

前日夕に四半期の減益決算と、1株利益見通しの据え置きを発表した衣料品大手のギャップも下落した。

                           (日経新聞マネー 11/20 7:24)