中国引き締めでドル買い


19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅ながら続落し、

前日比05銭 円安・ドル高の1ドル=83円50~60銭で終えた。

中国の預金準備率引き上げを受け、

中国経済とのつながりが強いオーストラリア(豪)ドルなどに対し米 ドルが上昇。

対円でもややドル買いが優勢になった。

ただ、週末とあって持ち高調整目的の円買いも入り、円の下げ幅は限られた。

 

米東部時間早朝に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上げを発表すると、

中国経済の減速を意識した豪ドル売り・米ドル買いが膨らんだ。

ドル買いは対ユーロや対円にも波及し、円は83円59銭まで売られる場面があった。

 

もっとも、きょうは米国で経済指標の発表がなく、

手掛かり不足だったことから円売り一巡後は様子見姿勢が強まった。

円の安値圏で利益確定目的の円買い・ドル売りが出たほか、

週末の持ち高調整の動きも加わって下げ幅は小幅にとどまった。

 

ニューヨーク市場の円の高値は83円39銭で、値幅は20銭と小幅だった。

 

円は対ユーロで3日続落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=114円05~15銭で終えた。

中国が追加の金融引き締めに動き、投資家が運用リスク を取りにくくなるとの見方から

円買い・ユーロ売りが先行した。

一方、救済案を巡って欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)と協議しているアイルランド が

週末にも合意するとの期待から取引終了にかけてユーロ買い・円売りが優勢になった。

 

ユーロは対ドルで3日続伸し、前日の1ユー ロ=1.36ドル台半ばから後半へと水準を切り上げた。

朝方は中国の金融引き締め発表を受けユーロが売られる場面があった。

売り一巡後は、信用不安に直面 しているアイルランドの支援策が週末にも固まるとの見方から

ユーロ買い・ドル売りが優勢になった。

ユーロは一時1.3695ドルまで買われた。ニューヨー ク市場のユーロの安値は1.3630ドルだった。

(日経新聞マネー 11/20 7:39)