NY円、小反発  米指標の悪化で



17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は6営業日ぶりに小反発し、

前日比 05銭円高・ドル安の1ドル=83円15~25銭で終えた。

市場予想を下回る米経済指標を受け、幅広い通貨に対してドルが売られた。

前日まで円が5日続伸 しており、利益確定目的の円売り・ドル買いも出やすかった。

 

朝方発表の10月の米住宅着工件数は2カ月続けて前月比で減少した。

同月の消 費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比で0.6%上昇し、

統計上比較可能な1957年以降で最低の伸び。

いずれも市場予 想を下回り、ドル売りを誘った。円は一時83円03銭まで買われた。

 

円買い一巡後はドルに買い戻しが入った。

前日比で低下して始まった米長期国債利回りが上昇に転じ、

日米の金利差が拡大するとの観測が出たことが手掛かり。

ニューヨーク市場の円の安値は83円50銭で、値幅は47銭と小幅だった。

 

円は対ユーロで4営業日ぶりに反落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円45~55銭で終えた。

予想を下回る米指標を受けてユーロ高・ドル 安が進み、対円でもユーロ買いが入った。

アイルランドの財政不安を背景に、前日まで円買い・ユーロ売りが膨らんでいたことから、

利益確定目的の円売り・ ユーロ買いも出た。

 

ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反発し、

前日の1ユーロ=1.34ドル台後半から1.35ドル台前半に水準を切り上げた。

予想を下回る米指標を背景にユーロ買い・ドル売りが入った。

アイルランドの財政不安でユーロ売りが続いたため、持ち高調整目的のユーロ買いも相場を支えた。

ユーロは1.3566ドルまで上げ幅を広げる場面があった。

ニューヨーク市場のユーロの安値は1.3470ドルだった。

                          (日経新聞マネー 11/18 7:30)