178.47 (1.59%) 米国株、ダウ反落178ドル安
1カ月ぶり安値 ドル高などで資源株売り
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落した。
終値は前日に比 べ178ドル47セント(1.6%)安の1万1023ドル50セントと、
10月19日以来ほぼ1カ月ぶりの安値を付けた。
ドル相場の上昇や中国の金融引き 締め懸念から商品相場が下落。
資源やエネルギー株を中心に売りが膨らんだ。欧州株の下落も投資家心理を冷やした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に4日続落。
同43.98ポイント(1.7%)安の2469.84と10月21日以来の安値で終えた。
外国為替市場でドルがユーロなど主要通貨に対して買われ、
ドル建てで取引される商品相場の割安感が後退。
中国では一段の金融引き締め懸念が強まり、
同国の 景気減速が原油や銅などの資源需要の伸び悩みにつながる
との見方が出て商品相場が大幅に下落した。
収益への懸念から石油のエクソンモービルや非鉄のアルコ アといったエネルギー・素材株に売りが広がり、
ダウ平均を押し下げた。
下げ幅は220ドルを超え、心理的な節目の1万1000ドルを下回る場面があった。
欧州でアイルランドの財政悪化がユーロ圏の他の国にも波及するとの懸念が強まったことも
株価の重荷になった。
ユーロ安・ドル高を誘ったうえ、欧州の主要株価指数が軒並み下落し、
比較的リスクが高い資産とされる株式の持ち高を減らす動きを誘った。
業種別S&P500種株価指数では全10業種が下落。
「素材」と「エネルギー」が2%以上の大幅安となった。
「情報技術(IT)」や「金融」「通信サービ ス」の下げも目立った。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約13億5000万株(速報値)、
ナスダック市場が約21億8000万株(同)だっ た。
商品相場の下落を嫌気し、銅鉱山大手フリーポート・マクモラン・コッパー・アンド・ゴールドが4%の大幅安。
石油大手ではシェブロン も安い。
英人気バンド「ザ・ビートルズ」の楽曲を配信すると発表したアップルは下落。
朝方に発表した四半期決算が市場予想を上回った高級百貨店のサックス も下げに転じた。
一方、四半期決算で通期の1株利益見通しを上方修正した
ディスカウントストア大手のウォルマート・ストアーズが上昇。
決算で1株利益が市場予想を上回ったホームセンター大手ホーム・デポも買われ、
ダウ平均構成銘柄ではこの2銘柄だけが上昇した。
(日経新聞マネー 11/17 7:21)