アイルランドやギリシャ信用不安でドル買い優勢


NY円、5日続落 1ドル=83円20~30銭で終了 ユーロに売り、米金利上昇


16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続落し、

前日比20銭円安・ ドル高の1ドル=83円20~30銭で取引を終えた。

欧州の財政・金融不安を背景にドルがユーロなどに対して大幅に上昇。

円も対ドルで売られた。米中長期 金利が上昇した局面で日米金利差が拡大する

との見方からの円が売りもあった。

 

円は83円台前半で始まった後に下げ幅を広げ、

一時は83円 60銭と10月5日以来ほぼ1カ月半ぶりの安値を付けた。

商品先物や米株式相場が大幅下落したため、投資家がリスク回避を目的にユーロや英ポンド、

オース トラリアドルといった相対的に金利水準の高い通貨や資源国の通貨に対して米ドルを買い戻した。

 

米国による追加金融緩和観測を織り込む形でこれまで対ドルで大きく上昇してきた円にも

利益確定の売りが出た。

昼ごろにかけて米金利が急上昇したことも円売りを誘った。

 

正午前から欧州の財政問題を手掛かりにユーロ売りが膨らんだ。

銀行部門で不良債権を抱えるアイルランドが、

欧州連合(EU)に財政支援を要請するかどうかについて思惑が交錯していたという。

アイルランドはこの日は支援要請には至らなかった。ユーロを取り巻く不透明感は強かったという。

 

投資家がリスク資産を圧縮する動きを加速したのに伴って幅広い通貨に対してドルが買われ、

つれて円が下げた。ニューヨーク市場での円の高値は83円01銭だった。

 

円は対ユーロで3日続伸し、前日比55銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円30~40銭で取引を終えた。

ユーロ圏や周辺諸国の財政・金融不安からユーロ が売られた。

米国などの株安や商品先物相場の大幅下落を受け、

投資家がリスク資産を圧縮する目的で円買い・ユーロ売りを出した面もあった。

 

ユーロは対ドルで大幅に3日続落し、1ユーロ=1.35ドル台後半から1.34ドル台後半に水準を切り下げた。

欧州経済研究センター(ZEW)が発表した11月のドイツの景気予測指数が改善したのを好感し、

ユーロは高く推移する場面もあった。

ただ正午前からは財政・金融不安を手掛かりに売りが膨らんだ。

一 時は1.3446ドルと節目の1.35ドルを割り込み、9月28日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けた。

ユーロの高値は1.3643ドルだった。

                    (日経新聞マネー 11/17 7:33)





6時49分配信 フィスコ


11/16のニューヨーク外為市場でドル・円は、
予想を下振れた米・10月の生産者物価指数(PPI)を受けて一旦83円02銭へ軟化したものの、
対欧州通貨でのドル高の流れに連れて83円60銭まで上昇し83円25-30銭で引けた。

ユー ロ・ドルは、米PPI発表後一旦1.3642ドルへ上昇後、
アイルランドやギリシャの信用不安が一段と深まったことで1.3446ドルへ反落し 1.3490-95ドルで引けた。
ユーロ・円は株安に連れたリスク回避に113円45銭から112円27銭へ下落した。
ポンド・ドルは1.6024ドルか ら1.5840ドルへ下落、ドル・スイスは0.9840フランから0.9978フランへ上昇した。