NY円、 一時1カ月半ぶり安値
15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、
前週末比55銭円 安・ドル高の1ドル=83円ちょうど~10銭で取引を終えた。
一時83円28銭と、10月5日以来約1カ月半ぶりの安値を付けた。
米長期金利の上昇を受け 日米金利差の拡大観測が強まり、円売り・ドル買いが優勢となった。
米債券市場では10年物国債利回りが一時約3カ月半ぶりの水準に上昇した。
朝方発表の10月の米小売売上高が市場予想を上回ったこともあり、
米景気の改善期待や長期金利の上昇傾向を背景に円売り・ドル買いが出た。
米連邦準備理事会(FRB)が決めた追加金融緩和策を巡り、
有力エコノミストらが米紙に取り下げを求める声明を掲載するなど一部で批判が高まっている。
FRBが国債購入策の総額を維持・拡大しにくくなるとの思惑が出て、
これまでドルを売り持ちにしていた投資家が対主要通貨でドルを買い戻し、円売りが強 まった。
一方、ニューヨーク連銀が朝方発表した11月の景気指数がマイナス圏に落ち込んだため、
円は83円台を付けた後は下げ渋る場面もあった。円の高値は82円70銭。
円は対ユーロで小幅続伸し、前週末比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円85~95銭で取引を終えた。
アイルランドなど欧州の財政懸念が引き続き強く、円買い・ユーロ売りにつながった。
ユーロは対ドルで続落。前週末終値の1ユーロ=1.36ドル台後半から1.35ドル台後半に下げた。
一時1.3563ドルと、9月30日以来1カ月半ぶりの安値を付けた。
欧州の財政懸念から、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。
米追加緩和への一部批判などを背景とした米金利の先高観も、ユーロ売り・ドル買 いにつながった。
この日のユーロの高値は1.3668ドル。
(日経新聞マネー 11/16 7:30)