米国株、ダウ続落し60ドル安
金融株に利益確定売り ナスダック17ポイント安
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、
前日比60ドル09セント (0.5%)安の1万1346ドル75セントで終えた。
約2年2カ月ぶりの高値を付けた前週に上昇が目立った金融株を中心に利益確定売りが出た。
ハイテク 株の比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落し、
同17.07ポイント(0.7%)安の2562.98で終えた。
米連邦準 備理事会(FRB)による追加金融緩和などを手掛かりに相場上昇が続いた後とあって、
目先の利益を確定する動きが優勢だった。
ドル高などを背景に金や原油 など商品先物相場が午後に急速に水準を切り下げると、
エネルギーや素材株に売りが出て、米株相場を押し下げた。
ダウ平均の下げ幅は引け前に100ドル余り に達する場面があった。
午前中は前日終値付近でもみ合う場面が目立った。
欧州株式相場の上昇や、商品先物相場に買いが先行したことが相場を下支えした。
緩和的な金融環境が長引き、余剰資金が株式市場に流入するとの見方も依然根強いという。
業種別S&P500種株価指数では全10種が下落。
「金融」や「素材」の下げが目立った。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億1000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約20億9000万株だった。
天然ガスのアトラス・エナジーを総額約43億ドルで買収すると発表した石油大手シェブロンは下落。
米銀大手バンク・オブ・アメリカが2%超下げ、ダウ平均構成銘柄で下落率首位だった。
前日夕に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した
金融保証会社(モノライン)のアムバック・ファイナンシャル・グループについては、
同社株が上場するNYSEが取引停止を発表した。
一方、アトラスは急騰。
ベーカリー事業をメキシコ企業に売却すると発表した食品・飲料大手のサラ・リーも上昇。
決算や業績見通しが市場予想を上回ったオンライン旅行会社プライスライン・ドットコムは急伸。
1~9月期の純利益が前年同期比で小幅減となった英銀大手バークレイズは上昇した。
(日経新聞マネー 11/10 7:24)