NY円、反落 一時2週間ぶり安値
9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、
前日比55銭円安・ドル 高の1ドル=81円65~75銭で取引を終えた。
円は一時81円98銭と、10月27日以来約2週間ぶりの安値を付けた。
米債券市場で10年物国債の入札後に長期金利が上昇したため、
日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出た。
欧州の財政不安の高まりを背景にドルが対ユーロで大幅に上昇したため、円が対ドルで売られた面もある。
アイルランドなど一部の国債利回りの高止まりを受け、欧州の財政不安は根深いとの見方が強まっている。
これ まで米追加金融緩和を背景にドルを売り持ちにしていた投資家がドルを買い戻したため、
円売り・ドル買いが優勢となった。
一方、円の高値は80円55銭だった。
円は対ユーロで3日続伸し、前日比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円50~60銭で取引を終えた。
欧州の財政不安の高まりを背景に、ユーロ売りが続いた。
ユーロは対ドルで大幅に3日続落。
前日終値の1ユーロ=1.39ドル台前半から1.37ドル台後半に下落した。
一時1.3751ドルまで下げ、10月27 日以来約2週間ぶりの安値を付けた。
欧州の財政不安などを背景に、損失限定目的のユーロ売りも巻き込み、ユーロ安・ドル高が進んだ。
米株式相場の下落を背景に、投資家が運用リスクを取りにくくなるとして比較的高金利のユーロを売り、
低金利のドルを買う動きもあったという。この日のユーロの高値は 1.3953ドルだった。
(日経新聞マネー 11/10 7:30)