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米国株、小幅続伸 ISM指数改善を好感、FOMC待ちが重荷



1日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅続伸した。
終値は前週末比6 ドル13セント(0.1%)高の1万1124ドル62セント。
米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した製造業景況感指数など、
予想を上回る経済指標が相次いだことで景況感が改善。
米中間選挙や米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要なイベントを控えて
目先の利益を確定する売りに押される場面 もあったが、小幅ながら上昇を保って取引を終えた。

 

10月のISM製造業景況感指数は前月比2.5ポイント上昇の56.9だった。

市場予想(54.3程度)を上回る内容となったほか、

同日朝発表の9月の建設支出も事前予想に反して増加。

投資家心理を強気に傾け、上げ幅が100ドルあまりに拡大する場面もあった。

 

ただ、午後に入ると急速に伸び悩んだ。

米連邦準備理事会(FRB)が追加金融緩和を決めるとみられるFOMCを2~3日に控え、

模様眺めムードが台頭。

「信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)を

裏付けとする証券化商品の組成・販売に関して、

米銀大手JPモルガン・チェースが投資家に適切に情報開示したかどうかを

米証券取引委員会(SEC)が調査している」

との一部インターネットメディアの報道も相まって、

目先の利益をひとまず確定する目的 の売りに勢いが増した。

 

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は9営業日ぶりに反落した。

終値は同2.57ポイント(0.1%)安 の2504.84だった。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「通信サービス」や「情報技術(IT)」など6業種が上げ、

「公益」など4業種が下げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億6000万株(速報値)、

ナスダック市場は約18億4000万株(同)だった。

 

他社の製品を製造すると伝わった半導体大手のインテルが上昇し、

特許侵害で米通信機器大手モトローラを提訴したアップルも上げた。

増収増益決算を発表したガラス大手コーニングも買いを集めた。

 

一方、年内に債務再編で合意できなければ米連邦破産法を申請する方針を示した

金融保険会社アムバック・ファイナンシャル・グループが急落。

子会社売却によ り資金を調達したと発表した保険大手アメリカン・インターナショナル・グループも下げた。

1日に米預託証券(ADR)を新規上場した三井住友フィナンシャ ルグループは

初値を下回って取引初日を終えた。

(日経新聞マネー 11/2 7:09)