5.41 (0.05%) 米国株、ダウ小幅続伸し5ドル高
年初来高値に迫る 小売株高い
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。
前日比5ドル 41セント(0.0%)高の1万1169ドル46セントと、
年初来高値を付けた4月26日以来ほぼ半年ぶりの高値で終えた。
ドル高を背景に売りが先行した が、消費者心理を映す指標の改善を好感し、小売株に買いが入った。
午前発表の10月の米消費者信頼感指数が前月から上昇し、市場予想を上回った。
個別銘柄でも、7~9月期決算で1株利益や売上高が予想を上回った
高級皮革製品のコーチが12%近く上げた。
年末商戦に向けて個人消費が盛り上が るとの期待が強まり、小売株が総じて高く推移した。
さらに米東部の景況感を表す、10月のリッチモンド連銀景気指数が前月から上昇。
米景気の改善期待につながり、投資家心理を明るくした。
ただ、この日のダウ平均の上げ幅は最大でも約20ドルにとどまり、
前日終値を挟んでもみ合う場面が多かった。
朝方は売りが優勢で、ダウ平均は一時70ドル余り下落した。
外国為替市場でドルが対ユーロや円で上昇した場面で、素材株やエネルギー株に売りが出た。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸。
前日比6.44ポイント(0.3%)高の2497.29と、5月3日以来の高値で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「消費循環」「エネルギー」など5業種が上昇。
一方、「消費安定」「ヘルスケア」など5業種が下落した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億7000万株(速報値)、
ナスダック市場は約18億6000万株(同)だった。
決算で1株利益が市場予想を上回ったフォード・モーターが高い。
ダウ平均の構成銘柄ではマイクロソフトや
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)の上げが目立った。
自社株買い計画を発表したIBMが堅調。
一方、決算が予想以上だった化学大手デュポンは前年同期比での減益が嫌気され、下げた。
決算で1株利益が予想を下回った米紙パルプ大手のキンバリークラークが下落。
四半期決算で黒字を確保したスイスの金融大手UBSの米預託証券(ADR)も安い。
鉄鋼株が総じて軟調だった。
決算がいずれも最終赤字となり、
1株損益が市場予想より悪かったUSスチールやAKスチールが売られた。
ともに鉄鉱石など原材料費の高騰が業績の重荷となった。
(日経新聞マネー 10/27 6:41)