NY円、上昇  米金融緩和観測で



25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、

前週末比55銭円高・ドル安の1ドル=80円75~85銭で取引を終えた。

米連邦準備理事会(FRB)による追加金融緩和の観測などを背景に、円買い・ドル売りが優勢だった。

 

次回11月2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で

FRBが追加の金融緩和に踏み切るとの見方が改めて強まり、ドルが対主要通貨で売られた。

 

前週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は

「通貨安競争の回避」を盛り込んだ声明を採択した。

市場の予想通りだったが、日本政府・日銀が円売り介入を実施しにくくなるとの見方が

円買い・ドル売りを促したという。欧州市場で円は80円41銭と1995年4月以来の水準まで上昇した。

 

ただ、ニューヨーク市場では円を含む対主要通貨でドルを買い戻す動きがやや優勢だった。

市場が注目していたG20会議を終えたことで、

積み上がったドルの 売り持ちをひとまず解消する動きが出たとの指摘があった。

ニューヨーク市場での円の高値は80円46銭、安値は80円89銭だった。

 

9月の米中古住宅販売件数は前月比で予想以上に増加したが、

米金融政策への市場の見通しを変える内容ではないとして相場の反応は目立たなかった。

 

円は対ユーロで4営業日ぶりに反発し、

前週末比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円80~90銭で取引を終えた。

米金融緩和観測などを背景に、円が対ドルで上昇したのにつれて、対ユーロでも円買いが優勢となった。

 

ユーロはドルに対して続伸し、前週末終値の1ユーロ=1.39ドル台半ばから1.39ドル台後半に上昇した。

アジア、欧州市場では追加の米金融緩和観測か らユーロ買い・ドル売りが優勢だった。

ただ、ニューヨーク市場では持ち高調整目的のドル買いが入り、ユーロは上げ幅を縮めた。

ユーロの高値は1.4040 ドル、安値は1.3952ドルだった。

                           (日経新聞マネー 10/26 6:47)