NY円、横ばい 、G20声明控え様子見




22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばい。

前日と同じ1ドル=81 円30~40銭で取引を終えた。

円は高く始まったが、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明発表を前に

ドルの買い戻しが入ったため上げ 幅を縮めた。

 

アジア市場などでは、野田佳彦財務大臣が「通貨安競争への懸念は共有しなければならない」

と述べたと伝わり、日本の当局は円売り介入に動きにくいとの見方から円買い・ドル売りが優勢だった。

 

ニューヨーク市場では、通貨問題が焦点となる韓国開催のG20会議後の声明発表を前に、

追加の米金融緩和観測を背景に下落基調にあったドルが対主要通貨で 買い戻された。

声明は各国が協調して通貨安競争を自制し、市場を通じた相場形成に基づいた通貨政策を目指す

との方針を示す可能性が高いとみられている。

 

市場では「声明は相場を大きく動かす内容にならない」との見方が多い。

ただ、米国を中心に先進国が中国の人民元相場の切り上げを求める一方、

新興国の一部 は先進国による金融緩和が自国通貨高を招いていると先進国を批判。

このところ先進国と新興国の間で対立が目立っている。

G20声明が相場の波乱要因になる 可能性も意識され、声明を見極めたいとのムードが強かったという。

円の安値は81円51銭、高値は81円14銭だった。

 

円は対ユーロで3日続落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円45~55銭で取引を終えた。

動意に乏しいなか、持ち高調整の円売り・ユーロ買いがやや優勢となった。

 

ユーロはドルに対して小反発し、前日終値の1ユーロ=1.39ドル台前半から1.39ドル台半ばに上昇した。

方向感に乏しくもみ合う場面が目立ったが、

G20後の声明発表を控えて持ち高調整のユーロ買い・ドル売りがやや優勢となった。

ユーロの高値は1.3973ドル、安値は1.3894ドルだった。

                             (日経新聞マネー 10/23 6:32)