NY円、反落 G20会議前にドルに買い戻し
21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、
前日比25銭円安・ドル 高の1ドル=81円30~40銭で取引を終えた。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開催をあすに控え、
利益確定や持ち高調整を目的とし たドルへの買い戻しが主要通貨に対して入り、
対ドルでの円売りを誘った。
円買いが先行した。81円台前半で始まった後、ユーロが対ドルで買われた場面で円も連れ高し、
一時は81円00銭まで上昇した。
午前中ごろから、市場参加者が、
積み上がっていたドルの売り持ちを解消する目的でドルを買い戻す動きが加速した。
G20会議を巡る思惑も交錯。
為替政策で 参加国が具体的な合意に至るとの見方は少ないが、
為替問題が議題の中心になる可能性は高いとみられる。
議論の落ち着きどころが見通しにくいことから、持ち 高を減らそうとした投資家は多かったようだ。
対ユーロなどでドルが反発し、円も対ドルで売られた。
午後にはブラード・セントルイス連銀総裁が講演で、
量的金融緩和の規模は小幅に拡大させていくのが望ましいとの見方を示したと伝わった。
米連邦準備理事会(FRB)が早期に大規模な追加緩和に踏み切るとの見方がやや後退したことも、
円売り・ドル買いにつながった。
ガイトナー財務長官が21日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載されたインタビュー記事で、
円やユーロに対しドルが一段と上昇する必要はないとの見方を示した。
ただニューヨーク市場ではこれを手掛かりとした円売りはあまり目立たなかった。
この日の円の安値は81円38銭だった。
円は対ユーロで小幅続落。
前日比05銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円20~30銭で取引を終えた。
同日発表された10月のドイツの購買担当者景気指 数(PMI)速報値が9月から改善したことなどから、
東京市場の夕刻にかけて円は対ユーロで売られた。
米市場ではユーロが対ドルで下げに転じ、対ユーロの 円相場は下げ渋った。
ユーロは対ドルで反落。
1ユーロ=1.39ドル台後半から1.39ドル台前半に水準を切り下げた。
ドイツのPMIな どを手掛かりとしたユーロ買いが入り、
ニューヨーク市場では1.4038ドルまで上昇する場面があった。
その後はG20会議を控えてユーロ売り・ドル買い が優勢となった。
この日のユーロの安値は1.3904ドルだった。
(日経新聞マネー 10/22 6:44)