NY円、上昇  介入警戒感後退などで



18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、

前週末比20銭円高・ド ル安の1ドル=81円20~30銭で取引を終えた。

今週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、

日本政府・日銀が円売り介入に動き にくいとの見方から、円買い・ドル売りがやや優勢だった。

米当局による追加金融緩和観測を背景に対主要通貨でドル安が進んだことも、

対ドルでの円上昇につ ながった。

 

前週末のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演に続き、

この日はアトランタ連銀のロックハート総裁が追加緩和への支 持を改めて示した。

9月の米鉱工業生産指数が市場予想に反して前月から低下したことで米景気回復の鈍化が意識され、

米追加緩和への期待が一段と強まった。

東京市場ではドルの買い戻しがやや目立っていたが、

ニューヨーク市場では円やユーロなど主要通貨に対して改めてドルを売る動きが出たという。

 

米国債市場で長期債利回りが低下し、日米金利差が縮小したことも、

円買い・ドル売りにつながったとの指摘があった。

 

ニューヨーク市場での円の高値は81円13銭、安値は81円35銭だった。

 

円は対ユーロで続伸し、前週末比60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=113円20~30銭で取引を終えた。

円は対ドルで上昇したため、対ユーロでも買いが優勢だった。

 

ユーロは対ドルで続落した。前週末終値の1ユーロ=1.39ドル台後半から1.39ドル台前半に水準を切り下げた。米追加金融緩和への観測が根強いことからユーロ買い・ドル売りが優勢な場面もあったが、

引けにかけてドルが買い戻された。この日のユーロの安値は1.3880ドル、高値は1.3999ドルだっ た。

                        (日経新聞マネー 10/19 7:17)