31.79 (0.29%) 米国株、ダウ続落し31ドル安 金融株安で、
ナスダックは5カ月ぶり高値
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、
前日比31ドル79セント(0.3%)安の1万1062ドル78セントで終えた。
差し押さえ住宅の売却停止の動きが広がっていることを背景に銀行株が下落し、指数を押し下げた。
差し押さえ住宅の売却停止が収益悪化につながるとの見方から、
前日に大幅安となったバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど大手銀行株に売り が続いた。
7~9月期決算で売上高が市場予想を下回ったゼネラル・エレクトリック(GE)も大幅に下落。
米連邦準備理事会(FRB)による追加の金融緩和 観測を支えにダウ平均は高く始まったが、
銀行株やGEなどの下落が指数の重荷となった。
一方、ナスダック総合株価指数は反発し、前日比 33.39ポイント(1.4%)高の2468.77と5月3日以来、
約5カ月ぶりの高値で終えた。
前日夕に予想を上回る7~9月期決算を発表したインター ネット検索大手グーグルが急伸し、
同業のネット関連株などハイテク株の一部に買いが広がった。ナスダック指数は終始、堅調に推移した。
バーナンキFRB議長は講演で、金融政策について一段の行動が必要な状況と述べたと伝わった。
現在のインフレ率の低さや米景気回復ペースの弱さにも言及したが、
追加の金融緩和で投資資金の市場への流入が続くとの見方が引き続き相場を支えたという。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち、「金融」や「一般産業」など3種が下落。
一方、「IT(情報技術)」や「消費循環」などが上げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億2000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約21億7000万株だった。
GEは5%下げ、ダウ平均構成銘柄で下落率首位。
バンク・オブ・アメリカやJPモルガンも4%を超える大幅安となった。
決算で売上高が市場予想を下回った 玩具のマテルは大幅安。
前日夕に発表した決算が市場予想を上回った半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は
もみ合いの末、小幅安で終え た。
一方、グーグルは決算を受けてアナリストによる目標株価の引き上げが相次ぎ、
11%急伸。同業のヤフーも上昇した。
前日夕に身売りの 可能性を示唆したハードディスク駆動装置(HDD)大手のシーゲート・テクノロジーは
20%あまり上げた。
ダウ平均構成銘柄ではパソコン大手ヒューレッ ト・パッカード(HP)や
ネットワーク機器大手シスコシステムズの上げが目立った。
(日経新聞マネー 10/16 6:47)