NY円、4日続伸 1ドル=81円85~95銭で終了
予想下回る米雇用統計で
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、
前日比50銭円高・ド ル安の1ドル=81円85~95銭で取引を終えた。
一時は81円72銭まで上昇し、1995年4月下旬以来、約15年5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。
朝方発表の9月の米雇用統計が市場予想より悪化し、米国の追加金融緩和の実現性が強まった。
日米金利差が縮小するとの見方から円買いを呼び込んだ。
米労働省が8日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月比9万5000人減少した。
市場予想(1万人程度の減少)と比べた落ち込みが大きく、米雇用環境の厳しさが改めて浮き彫りとなった。
ただ、朝方の売買が一巡すると、円は上げ幅を縮小した。
足元の急激な円高を受けた日本の政府・日銀の円売り介入への警戒感が残り、
一方的な円買いに慎重な 雰囲気が強まった。
8日の7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を前に、
目先の利益を確定する目的の円売り・ドル買いも出やすかった。
ニューヨーク市場 での円の安値は1ドル=82円50銭だった。
円は対ユーロで続伸した。
前日比55銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円15~25銭で取引を終えた。
ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル・ルクセンブルク首相が
「ユーロは強すぎる」と発言したと伝わり、対ドルでユーロ売りを誘発。
対円でも円買い・ユーロ売りが広がった。
ユーロは対ドルで小反発した。
前日終値の1ユーロ=1.39ドル台前半とほぼ同水準ながら、 やや上昇した。
ユンケル首相発言やなどをきっかけにしたユーロ売りで下げる場面があったが、
米国の追加緩和観測を手掛かりとしたユーロ買い・ドル売りが優 勢となった。
この日の高値は1.3985ドル、安値は1.3833ドルだった。
(日経新聞マネー 10/9 6:41)