米国株、ダウ3日ぶり反落し19ドル安 素材株に売り
ナスダック小反発
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、
前日比 19ドル07セント(0.2%)安の1万0948ドル58セントで終えた。
原油や金など商品先物相場がドル高を背景に下落したため、非鉄大手アルコアなど 素材株を中心に下げた。
ダウ平均は前日に約5カ月ぶりの高値を付けており、高値警戒感からの売りや、
利益確定目的の売りが優勢となった。8日に米雇用統計 の発表を控え、持ち高調整の売りも出た。
米小売り各社が発表した9月の既存店売上高は、新学期の学用品や衣料を販売する新学期商戦が好調で、
全体では市場予想を上回った。
ただ小売株には下げる銘柄も目立ち、小売株全体としては高安まちまちだった。
ダウ平均は取引開始直後に一時、心理的な節目となる1万1000ドルに迫った。
朝方発表の週間の新規失業保険申請件数が前週から減少し、市場予想よりも少なかった。
米労働市場の悪化懸念がやや後退し、相場を支えた。
一方、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は小反発し、
前日比3.01ポイント(0.1%)高の2383.67で終えた。文書処理ソフト大手アド ビ・システムズが11%高と急伸し、
指数を押し上げた。
ニューヨーク・タイムズ(電子版)が同日午後、マイ
クロソフトとアドビの最高経営責任者(CEO) が秘密裏に面会したと伝えた。
報道ではマイクロソフトによるアドビ買収の可能性も示唆され、アドビに買いが膨らんだ。マイクロソフトも高い。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「通信サービス」「素材」など6業種が下落。
「IT(情報技術)」や「消費循環」など4業種が上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億1000万株(速報値)、
ナスダック市場は約18億1000万株(同)だった。
通常 取引終了後に米主要企業の先陣を切って7~9月期決算を発表するアルコアは、1%以上下げた。
9月の既存店売上高が市場予想を下回った衣料品大手ギャップ が安い。
朝方に四半期決算と併せて通期の1株利益の伸び率の予想レンジ上限を引き下げた
米飲料大手ペプシコが下げた。
一方、ダウ平均の構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)が高い。
既存店売上高が予想を上回ったカジュアル衣料品専門店のアバークロンビー・アンド・フィッチや、
JCペニーが大幅高だった。
(日経新聞マネー 10/8 6:38)