197.84 (1.86%) 米国株、急反発 ダウ197ドル高で4カ月半ぶり高値
半導体株に買い
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに急反発し、
前日比 197ドル84セント(1.9%)高の1万0860ドル26セントと5月12日以来約4カ月半ぶりの高値で終えた。
米欧の経済指標を受けて景気回復を主導 する製造業などの業況への安心感が広がり、
機械や素材株を中心にほぼ全面高となった。
買収を巡る観測から半導体株が上昇したことも相場を押し上げた。
ダウ平均は週間では252ドル(2.4%)高と、4週連続で上昇した。
週間では3~4月に記録した8週連続以来の長さとなる。
ハイテク株比率が高いナス ダック総合株価指数は4営業日ぶりに大幅反発し、
終値は同54.14ポイント(2.3%)高の2381.22と、5月13日以来の高値だった。
ドイツのIfo経済研究所が早朝に発表した9月の企業景況感指数が小幅ながら上昇し、
足元で強まっていた欧州景気への懸念がやや和らいだ。
欧州株高も米市 場の心理を好転させた。
米商務省が朝発表した8月の耐久財受注額は前月比1.3%減と市場予想以上に減ったが、
変動の大きい輸送関連を除くと2.0%増 加。機械や電子機器などの受注はプラスに転じており、
むしろ企業の設備投資活動は底堅いとの受け止め方が広がった。
8月の新築住宅販売件 数は前月比横ばいで市場予想に届かなかったが、
月分が上方修正となったうえ「新築より市場規模の大きい中古住宅販売は改善している」(トレーダー)
と いった見方から嫌気売りは出なかった。
四半期決算で赤字が縮小したKBホームなど住宅株は軒並み上昇した。
IT(情報技術)大手オラクル のエリソン最高経営責任者(CEO)が前日のアナリスト説明会で
半導体企業の買収に関心を持っていると発言した。
買収対象になるとの思惑からマイクロン・ テクノロジーやエヌビディアなどが急伸。
売上高見通しを下方修正したアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も7%上昇した。
ダウ平 均は午後に上げ幅を200ドルあまりに広げた。
同平均を構成する全30銘柄が上昇し、建機のキャタピラーや非鉄のアルコアがともに4
%前後の大幅高となっ た。
業種別S&P500種株価指数は「一般産業」「金融」など全10業種が上げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億7000万株 (速報値)、
ナスダック市場は約19億5000万株(同)。
前日夕の四半期決算で1株利益が市場予想以上だったスポーツ用品のナイキが高い。
金融危機時に財務状況を適切に開示しなかったとして
ノルウェー中央銀行から訴えられたと伝わったシティグループも買われた。
半面、オラクルが下落。
700億ドル規模の巨額増資をする見通しになった
ブラジル国営石油会社ペトロブラスの米預託証券(ADR)が下げた。
(日経新聞 マネー 9/25 8:14)