米緩和観測で介入後高値
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸した
前日比60銭円 高・ドル安の1ドル=84円45~55銭で取引を終えた。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に追加の金融緩和観測が強まったことなどから、
円買 い・ドル売りが続いた。円は一時84円27銭まで上昇し、
15日に日本政府・日銀が円売り介入を実施して以降の高値を付けた。
米連邦準備 理事会(FRB)が前日21日に開いたFOMC後の声明で、
必要なら追加緩和の用意があると言及。早期の緩和観測が高まり、
前日同様にドルが幅広い通貨に 対して売られる流れが続いた。
前日からの米長期金利低下を受けて、日米金利差が縮小したことも円相場を押し上げた。
あす23日に日米首脳 会談などが予定されていることから、
ここ数日は日本政府が積極的な円売り介入をしにくいとの見方があり、円買いにつながったとの声もあった。
米株式相場の 下げ幅が拡大した場面で投資家がリスクを取りにくくなったとして
円は午前中にこの日の高値を付けた。ニューヨーク市場での安値は84円72銭だった。
円は対ユーロで続落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円25~35銭で取引を終えた。
対ドルでユーロ買いが優勢となり、対円でもユーロが買われやすかった。
ユーロは対ドルで3日続伸し、1ユーロ=1.32ドル台後半から1.34ドルちょうど前後に上昇。
米追加緩和観測がユーロ買い・ドル売りを誘った。
ポルト ガルが実施した国債入札が無難に終わったと報じられ、
欧州金融や財政に対する不安が和らいでいることがユーロの買い安心感を誘った面もあった。
ユーロは 1.3441ドルまで上昇し、4月下旬以来、約5カ月ぶりの高値を付けた。安値は1.3353ドルだった。
英ポンドも対ドルで上昇し、1 ポンド=1.56ドル台前半から1.56ドル台後半に水準を切り上げた。
米緩和観測などからポンド買い・ドル売りが出た。
半面、英中央銀行のイングランド 銀行(BOE)が同日公表した
金融政策委員会(8~9日開催)の議事要旨で、
景気に慎重な姿勢が示されたとの見方からポンドの上値は重かった。
(日経新聞マネー 9/23 8:05)