FOMC控え様子見
20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小反発し、
前週 末比15銭円高・ドル安の1ドル=85円65~75銭で取引を終えた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を翌日に控え、様子見ムードが強いなか、
円 は3日続落した後とあって利益確定に伴う小口の買いが入った。
FOMC後の声明で、米連邦準備理事会(FRB)が将来の追加金融緩和を示 唆するとの思惑が
市場の一部で浮上している。
金融緩和は通貨の売り要因となりやすいため、円買い・ドル売りが優勢となった面もある。
ただ、FRBが実際に 追加金融緩和に動くのは早くても11月のFOMC以降との見方が市場では大勢。
このため、円を買い進む動きも限られた。
日本の通貨当局による円売り・ドル買い介入に対する警戒感は引き続き強く、
円の買い手控えにつながり、値動きは小さかった。この日の円の安値は85円80銭、高値は85円66銭だった。
円は対ユーロで小幅に続伸し、前週末比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円85~95銭で取引を終えた。
欧州の財政懸念が引き続きユーロの重荷になった。
ユーロは対ドルで反発した。前週末終値の1ユーロ=1.30ドル台半ばから1.30ドル台後半に上昇した。
米株式相場の上昇を受け、投資家が運用リスクを 取りやすくなるとして、
比較的金利の高いユーロが低金利のドルに対し上昇した。この日の高値は1.3097ドル、安値は1.3029ドル。
オーストラリア(豪)ドルが対米ドルで上昇し、
一時1豪ドル=0.9495米ドルと、約2年2カ月ぶりの高値を付けた。
オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)のスティーブンス総裁が講演で、
同国経済に強気な見方を示したことが手掛かりとの指摘があった。
景気回復を背景に豪州の先々の利上げ観測が強 まったといい、豪ドルの先高観が強まった。
(日経新聞マネー9/21 6:41)