円売り介入を警戒




17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、

前日比05銭円安・ドル高の1ドル=85円80~90銭で取引を終えた。

日本の円売り介入への警戒感が円の重荷となった。

 

日本が今後も円売り介入を続けるとの見方が根強く、円買い手控えムードが強かったという。

ただ、週末とあって持ち高調整目的の円買い・ドル売りも入り、相場は方向感に乏しかった。

 

9月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は市場予想に反して前月比で低下した。

米景気低迷が続くとの見方から円買い・ドル売りが入ったが、

続かなかった。ニューヨーク市場の円の安値は85円90銭、高値は85円64銭だった。

 

円は対ユーロで6日ぶりに小反発し、

前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円95銭~112円05銭で取引を終えた。

17日付のアイルランド紙 が、アイルランドが金融・財政問題に関して

国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)などに支援を求める可能性があるとのアナリストのリポートを伝えた。

同国のレニハン財務相が支援の思惑を否定する発言をしたと伝わったが、

この問題が欧州の金融システムの混乱を招く可能性が意識されユーロ売りが優勢と なった。

ユーロが対円で5日続伸した後とあって、利益確定売りも出やすかった。

 

海外市場で円は112円98円まで下落し、8月10日以来の安値を付ける場面があった。

アジアの株式相場が総じて堅調に推移したため、

投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円が売られた。

 

ユーロはドルに対して5日ぶりに反落し、前日終値の1ユーロ=1.30ドル台後半から1.30ドル台半ばに下落した。

欧州の金融システム不安などからユーロ売りが優勢となった。ユーロは一時1.3020ドルまで下落した。

 

海外市場ではアジア株高などを背景にユーロは1.3160ドルまで上昇し、

8月11日以来の高値を付けた。ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.3096ドル。

                                     (日経新聞マネー 9/18 7:53)