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米国株、ダウ反発し46ドル高 1カ月ぶり高値


株主還元策など好感




15日の米株式相場は上昇した。

ダウ工業株30種平均は反発し、

前日比46ド ル24セント(0.4%)高の1万0572ドル73セントと8月10日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。

株主への利益還元策など個別に買い材料の出た銘柄 が買われ、相場を押し上げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、

終値は同11.55ポイント(0.5%)高の2301.32と 8月9日以来の高値だった。

 

前日の投資家向け説明会で、

7~9月期に4億ドル近い自社株買いを実施したことを明らかにした保険大手トラベラーズが約3%上昇。

朝方に長期の業績成長見通しを発表した食品大手クラフト・フーズも買われた。

ダウ平均構成銘柄の買い材料が相次いだことが指数を押し上げた。

 

朝方は売りが先行した。9月のニューヨーク連銀景気指数が市場予想を下回り、

8月の鉱工業生産指数も市場予想に届かなかった。

ただ、ニューヨーク連銀景気指数の個別項目では「新規受注」と「出荷」がともに前月から改善しており、

嫌気した売りは続かなかった。

 

業種別S&P500種株価指数では「ヘルスケア」や「消費安定」、「IT(情報技術)」など10業種中7業種が上昇。

「公益」、「エネルギー」などが下げた。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約9億株(速報値)、

ナスダック市場が約19億7000万株(同)だった。

 

前日夕に自 社株買い枠を設定したと発表したクレジットカード大手マスターカードが5%以上急伸した。

前日に初の配当を実施すると伝わったネットワーク機器大手シスコ システムズにも買いが続いた。

トラベラーズはダウ構成銘柄で上昇率首位。クラフトが2%近い上昇で続いた。

クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや 製薬大手ファイザーも買われた。

 

一方、アナリストが投資判断を引き下げた半導体大手マイクロン・テクノロジーが売られた。

朝方に2010年9月期の新築住宅の受注件数が従来予想を下回る可能性がある

と発表した住宅建設のビーザー・ホームズUSAが7%あまり下げた。

 

7~9月期の鉄鋼1トンあたりの営業損益が

約20ドルの赤字になりそうだと発表した鉄鋼大手AKスチールも売られた。

米政府から違法な補助金を受けているとの予備的な判断を世界貿易機関(WTO)から受けた

と伝わった航空機大手ボーイングは小幅安だった。

                           (日経新聞マネー 9/16 6:32)