円売り介入が継続



15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに急反落し、

前日比 2円70銭円安・ドル高の1ドル=85円70~80銭で取引を終えた。

日本の政府・日銀が東京市場に続きロンドン、ニューヨーク市場でも円売り介入を続けた。

円は一時85円78銭と8月30日以来、約半月ぶりの安値を付けた。

 

日本の金融当局が東京市場の午前中から円売り介入に踏み切ったこ とを受けて、

円は85円台後半に下落して始まった。

ニューヨーク市場でも介入が続いたため、円はやや下げ幅を広げた。

日欧米市場での介入規模は市場推定で 2兆円超と、1日間としては過去最高水準になったこともあり、

ニューヨーク市場でも円の押し下げ圧力が強かった。

 

一方、日本の輸出企業か らの円買いも膨らんだとみられ、85円台後半で円の下落は一服した。

朝方発表された9月の米ニューヨーク連銀景気指数が市場予想を下回るなど、

米景気の回 復が非常に緩やかなことが改めて確認され、積極的にドルを買いにくいとの見方も聞かれた。

ニューヨーク市場での円の高値は85円28銭だった。

 

円は対ユーロで大幅に4日続落し、

前日比3円55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円45~55銭で取引を終えた。

対ドルでの円売り介入を受けて対ユーロでも円は急落した。

一時は111円63銭と8月11日以来、約1カ月ぶりの水準に下落した。

 

ユーロは対ドルで3日続伸し、1ユーロ=1.30ドルちょうど近辺から1.30ドル台前半に上昇した。

ニューヨーク連銀景気指数が低下したことなどがユー ロ買い・ドル売りを誘った。

米株式相場が堅調に推移し投資家がリスクを取りやすくなったことも、

相対的に金利水準の高い通貨であるユーロの買いにつながっ た。

一時は8月11日以来となる1.3037ドルまで上昇した。安値は1.2970ドルだった。

                                   (日経新聞マネー 9/16 6:44)