対ユーロのドル安や米金利低下で
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、
前週末比45銭円高・ド ル安の1ドル=83円65~75銭で終えた。
予想を上回る中国の経済指標や欧州銀行株の上昇などを受け、
投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がった。
低金利のドルはユーロなど主要通貨に対して売られ、対円でもドル売りが優勢だった。
米国債利回りが低下し、日米の金利差が縮小するとの見方が円買 い・ドル売りを誘った面もあった。
中国の8月の工業生産が市場予想を上回った。
銀行の自己資本に対する新たな国際規制案が、
一部の予想ほ ど厳しくなかったとの見方から欧州の銀行株が買われた。
世界経済の減速や欧州の銀行財務に対する過度の警戒感がひとまず後退し、
低金利のドルを売って相対 的に金利の高いユーロなどを買う動きが強まった。
対高金利通貨でドルが売られたうえ、値ごろ感などから米国債相場が上昇(利回りが低下)した。
日米の金利差が縮小するとの見方から、対ドルで円を買う動きが強まった。
円はニューヨーク市場で83円50銭まで上げ幅を広げる場面があった。
この日のニューヨーク市場の円の安値は、朝方に付けた84円17銭だった。
円は対ユーロで大幅に続落し、前週末比1円10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=107円75~85銭で終えた。
投資家が運用リスクを取りやすくなったとの見方から、
低金利の円を売って相対的に金利の高いユーロを買う動きが強まった。
欧州連合(EU)の欧州委員会が、
ユーロ圏16カ国の2010年の実質経済成長率を上方修正したこともユーロ買いを誘った。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに大幅に反発し、
前週末の1ユーロ=1.26ドル台後半から 1.28ドル台後半に水準を切り上げた。
ユーロの支援材料が相次いだうえ、アジアや欧米で株式相場が上昇し、
投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方 が強まったこともユーロ買い・ドル売りにつながった。
一時は1.2893ドルと1週間ぶりの高値を付けた。この日のユーロの安値は朝方に付けた 1.2799ドルだった。