米長期金利上昇などで



10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、

前日比35銭円安・ドル高の1ドル=84円10~20銭で取引を終えた。

米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが出た。

 

前週に続き、今週も米国で市場予想を上回る経済指標が発表になり、

市場では米景気の先行き不透明感が和らいでいる。

こうした見方を背景に債券市場で米長期 金利の上昇が目立ったことが、円売り材料となった。

週末だったうえ、ユダヤ教の祝日に伴う休暇で市場参加者が少なかったといい、

積極的な円買いが入りにく かったとの指摘もあった。

 

米株式相場が堅調に推移したため投資家が運用リスクを取りやすくなり、円が対ユーロで売られた。

対ドルでも円の重荷となった。この日の円の安値は84円39銭だった。

 

昼前にオバマ米大統領が記者会見し、高額所得者に対する減税措置を打ち切る方針などを改めて示した。

新味に欠ける内容だったとして、相場の反応は限られた。この日の円の高値は83円92銭だった。

 

円は対ユーロで反落。前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=106円65~75銭で取引を終えた。

投資家のリスク許容度の改善に加え、

オーストラリア(豪)ドルやニュージーランドドルなど資源国・高金利通貨の上昇につれたユーロ買いもみられた。

 

ユーロは対ドルで続落。前日夕の1ユーロ=1.27ドルちょうど近辺から1.26ドル台後半に下落した。

米長期金利が上昇したことなどがユーロ売り・ドル買いを誘った。

ユーロの高値は1.2745ドル、安値は1.2675ドルだった。

                                             (日経新聞マネー 9/11 6:53)