米国株、ダウ小反発で4ドル高 値ごろ感の買い、
ナスダック5ポイント安
8月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、
前日比4ドル 99セント(0.0%)高の1万0014ドル72セントで終えた。
8月の米消費者信頼感指数が市場予想以上に改善したことを好感した。
ダウ平均が1万ドル の節目を下回る場面で、値ごろ感に着目した買いも入った。
8月のダウ平均は前月比4.3%安と、2カ月ぶりに下落した。
下落率は8月としては2001年以来の大きさだった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は小幅に続落し、
同5.94ポイント(0.3%)安の2114.03と7月6日以来ほぼ2カ月ぶりの安値で終えた。
アジアと欧州の株安などを嫌気してダウ平均は朝方に70ドル近く下げたが、その後は持ち直した。
米調査会社コンファレンス・ボードが発表した消費者信頼感 指数が3カ月ぶりに改善。
市場予想も上回ったことで米景気の先行きに対する過度の警戒感が後退し、
買いが優勢になった。ダウ平均は60ドルあまり上昇する 場面があった。
午後に米連邦準備理事会(FRB)が公表した10日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、
多くの参加者が 「米景気の下振れリスクがやや大きくなった」と判断していたことが明らかになると、
売りが優勢になる場面があった。
8月の相場の下落が大きかったため一部 の投資家が持ち高を整理する目的の売りを出し、
ダウ平均は朝方に続き一時1万ドルの節目を下回った。
S&P500種業種別株価指数は10 業種中6業種が上昇。
「通信サービス」や「金融」、「公益」などが上昇した。
半面、「情報通信」や「ヘルスケア」など4業種が下落した。
ニューヨーク証券 取引所(NYSE)の売買高は約14億株(速報値)
ナスダック市場は約20億4000万株(同)だった。
英米の投資会社が買収を検討し ていると英大衆紙が報じた高級百貨店のサックスが20%近く急伸した。
朝方発表の6月の米住宅価格指数が予想以上に上昇し、
レナーやトール・ブラザーズと いった住宅株の一部に買いが入った。
電力大手エクセロン傘下の企業に、
風力エネルギー事業を売却することで合意したと発表した農機・建機のディアが小幅 高。
エクセロンにも買いが優勢だった。
5~7月期の1株利益が予想を上回ると発表した食品大手ハインツにも買いが優勢だった。
一方、農業 製品のモンサントが6%近く下落した。
朝方に2010年8月期の1株利益が従来予想の下限近くになりそうだと発表した。
米調査会社ガートナーが10年 7~12月の世界のパソコンの出荷台数が
従来予想から鈍化しそうだとのリポートを発表。
半導体大手インテルが売られ、ヒューレット・パッカードにも売りが 優勢だった。
(日経新聞マネー 9/1 6:32)