米国株、ダウ平均133ドル安 中古住宅販売急減で 一時1万ドル割れ
【NQNニューヨーク=川勝充郎】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落した。終値は前日比133ドル96セント(1.3%)安の1万0040ドル45セントで、7月7日以来約1カ月半ぶりの安値だった。7月の米中古住宅販売件数が急減し、米景気の減速懸念が一段と強まったため売りが活発になった。取引時間中では7月7日以来となる1万ドル割れの場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落で、終値は同35.87ポイント(1.7%)安の2123.76と7月6日以来の低水準だった。売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約11億8000万株(速報値)、ナスダック市場が20億7000万株(同)。株式相場の予想変動率を示し、相場の下落局面で上昇しやすい変動性指数(VIX)は前日比1.80ポイント(7.0%)高の27.46と、7月6日以来の水準に上昇した。
 午前10時発表の7月の中古住宅販売件数は前月比27%減の383万戸(年率換算)で、460万戸程度だった市場予想を大幅に下回り、発表直後には売りが膨らんだ。大手建材メーカーの業績懸念が出たアイルランド株をはじめ、経済の不透明感を背景に欧州株式相場が下げたこともマイナス要因で、ダウ平均の下げ幅は一時180ドルを上回った。
 業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち8業種が下落。「素材」や「一般産業」といった業績が景気動向の影響を受けやすい業種の下げが目立った。ダウ平均の構成銘柄では航空機大手ボーイングや非鉄大手アルコア、建機大手のキャタピラーなどの下落が目立った。
 四半期決算と併せて発表した業績予想が慎重と受け止められた医療機器大手メドトロニックが急落したことなどから、「ヘルスケア」も下落。一方、「公益」と「通信サービス」が上昇した。ダウ平均の構成銘柄では通信大手AT&Tや食品大手クラフト・フーズが買われた。
 個別では、四半期決算で特別項目を除く1株当たり損失が市場予想より多かった書店チェーン大手のバーンズ・アンド・ノーブルが安い。一方、四半期決算で1株利益が予想を上回ったファストフード大手バーガー・キング・ホールディングスが買われた。
(8/25 8:34)