NY円、大幅続伸 1ドル=83円85~95銭 15年ぶり高値、対ユーロも上昇
【NQNニューヨーク=海老原真弓】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続伸し、前日比1円25銭円高・ドル安の1ドル=83円85~95銭で取引を終えた。一時83円58銭と、1995年6月以来15年2カ月ぶりの水準に上昇した。午前発表の7月の米中古住宅販売件数が前月から大幅に減少した。米景気の先行き不透明感が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。
7月の中古住宅販売件数は前月比27.2%減の383万戸(年換算)と同じ基準でさかのぼれる1999年以降で最低の水準に落ち込み、市場予想も大幅に下回った。米住宅市場の低迷が続いているとして、一時ユーロが対ドルで上昇したため、円も押し上げられた。
ニューヨーク債券市場では景気不安から米長期金利が一時、1年5カ月ぶりに心理的な節目の2.5%を下回った。日米金利差の縮小観測が出て、円の買い材料となった。
同日の日本時間夕刻に開いた記者会見で、日本の野田佳彦財務相が円高阻止へ向けた強い姿勢を示さなかったと、海外の市場参加者が受けとめたことも円買いの要因になった。
ただ、円は上げ幅を縮小する場面もあった。QUICK端末などを通じて日経ニュースが午後、「急激な円高・株安を受け、日銀は追加的な金融緩和策の検討に入った」と報じた。日本の当局が円高阻止へ動くとの見方から、一時円は伸び悩んだ。この日の円の安値は84円45銭だった。
円は対ユーロで5日続伸し、前日比1円90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=105円85~95銭で取引を終えた。一時105円44銭と、2001年7月以来、9年1カ月ぶりの高値を付けた。米景気の改善ペースが鈍化するとの懸念から米株式相場が大幅安となった場面で、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。低金利の円は比較的金利の高いユーロに対し買われた。
ユーロは対ドルで5日続落。前日終値の1ユーロ=1.26ドル台半ばから1.26ドル台前半に下落した。米中古住宅販売件数が前月から大幅に悪化したため米景気不安が強まり、一時はユーロ買い・ドル売りが入った。ただ取引終了間際に格付け会社がアイルランドの格下げを発表したことで、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。この日の安値は早朝に付けた1.2588ドルで、7月13日以来のユーロ安水準。高値は1.2720ドルだった。
(8/25 7:43)
【NQNニューヨーク=海老原真弓】24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続伸し、前日比1円25銭円高・ドル安の1ドル=83円85~95銭で取引を終えた。一時83円58銭と、1995年6月以来15年2カ月ぶりの水準に上昇した。午前発表の7月の米中古住宅販売件数が前月から大幅に減少した。米景気の先行き不透明感が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。
7月の中古住宅販売件数は前月比27.2%減の383万戸(年換算)と同じ基準でさかのぼれる1999年以降で最低の水準に落ち込み、市場予想も大幅に下回った。米住宅市場の低迷が続いているとして、一時ユーロが対ドルで上昇したため、円も押し上げられた。
ニューヨーク債券市場では景気不安から米長期金利が一時、1年5カ月ぶりに心理的な節目の2.5%を下回った。日米金利差の縮小観測が出て、円の買い材料となった。
同日の日本時間夕刻に開いた記者会見で、日本の野田佳彦財務相が円高阻止へ向けた強い姿勢を示さなかったと、海外の市場参加者が受けとめたことも円買いの要因になった。
ただ、円は上げ幅を縮小する場面もあった。QUICK端末などを通じて日経ニュースが午後、「急激な円高・株安を受け、日銀は追加的な金融緩和策の検討に入った」と報じた。日本の当局が円高阻止へ動くとの見方から、一時円は伸び悩んだ。この日の円の安値は84円45銭だった。
円は対ユーロで5日続伸し、前日比1円90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=105円85~95銭で取引を終えた。一時105円44銭と、2001年7月以来、9年1カ月ぶりの高値を付けた。米景気の改善ペースが鈍化するとの懸念から米株式相場が大幅安となった場面で、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。低金利の円は比較的金利の高いユーロに対し買われた。
ユーロは対ドルで5日続落。前日終値の1ユーロ=1.26ドル台半ばから1.26ドル台前半に下落した。米中古住宅販売件数が前月から大幅に悪化したため米景気不安が強まり、一時はユーロ買い・ドル売りが入った。ただ取引終了間際に格付け会社がアイルランドの格下げを発表したことで、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。この日の安値は早朝に付けた1.2588ドルで、7月13日以来のユーロ安水準。高値は1.2720ドルだった。
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