英議事要旨を受けたドル安で
18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、
前日比05銭円 高・ドル安の1ドル=85円40~50銭で取引を終えた。
英ポンドに対して米ドルが売られ、つれて円の対ドル相場が上昇した。
一方、朝安で始まった米株式 相場が上昇に転じ、米長期金利が上昇する場面があった。
日米金利差の縮小が一服するとの見方から、円は取引終了にかけて伸び悩んだ。
朝方 は円買い・ドル売りが優勢だった。
イングランド銀行(英中央銀行)が発表した4~5日開催分の金融政策委員会(MPC)議事要旨で、
委員の一人が 0.25%の利上げを主張していたことが明らかになった。
事前には追加の量的緩和策の検討など、
より景気に配慮した内容になるとの見方があり英ポンドに買 い戻しが入った。
ドルが対英ポンドで売られ、円の対ドル相場が押し上げられた。ニューヨーク市場の円の高値は85円20銭。
もっとも、 18日は欧米で主要通貨の手掛かりとなる経済指標などの発表がなく、
持ち高を一方向に傾ける動きは乏しかった。
85円20銭近辺では、円売り・ドル買い注 文が多いといい、円の上値は限られた。
朝安で始まった米株式相場が上昇に転じ、
米10年物国債利回りが一時上昇したことも円売り・ドル買いを誘った。
ニューヨーク市場の円の安値は85円49銭で、値幅は29銭と小幅だった。
円は対ユーロで反発し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユー ロ=109円80~90銭で終えた。
欧州の株式相場が総じてさえなかったほか、米株式相場が朝方に売り先行で始まり、
投資家が運用リスクを取りにくくなる との見方から相対的に金利が高いユーロが売られた。
朝方に109円58銭まで円高・ユーロ安が進む場面があったが、
米株式相場が持ち直したことを受けて円 の対ユーロ相場は伸び悩んだ。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落し、
前日の1ユーロ=1.28ドル台後半から同半ばに水準を切り下げて 終えた。
米株式相場が上げに転じると、1.2923ドルまでユーロが買われる場面があった。
ただ、この水準では利益確定目的のユーロ売り・ドル買いが出て ユーロは対ドルで下げて終えた。
この日のユーロの安値は1.2843ドル。
英ポンドは対ドルで上昇し、前日の1ポンド=1.55ドル台後半から1.56ドル台ちょうど近辺に水準を切り上げた。
MPC議事要旨の発表後にポンド買い・ドル売りが優勢になった。
カナダドルは米ドルに対して上昇し
前日の1米ドル=1.03カナダドル前半から1.02カナダドル後半に水準を切り上げた。
豪英資源大手BHPビリトンが カナダの大手肥料メーカー、
ポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチワンに敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けると発表。
買収によりカナダドル 相場が上昇するとの見方から先回り買いが入った。
(日経新聞マネー 8/19 6:40)