米指標改善と株高で
17日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、
前日比15銭円安・ド ル高の1ドル=85円45~55銭で取引を終えた。
7月の米鉱工業生産指数の上昇で米景気の先行き不透明感が和らぎ、円売り・ドル買いが出た。
米株式相場 が終日堅調に推移したことも、対ドルでの円売りにつながった。
7月の米鉱工業生産指数は前月比で2カ月ぶりに上昇し、市場予想を上回った。
同時に発表された設備稼働率も前月比で上昇。
このところ米景気の減速懸念が強まっていたが、米製造業は順調に回復しているとの見方が出て
円売り・ドル買いを誘ったという。
小売大手の好決算などを受け、米株式市場でダウ工業株30種平均が6営業日ぶりに大幅に反発した。
投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がり、 ユ
ーロなど相対的に金利の高い通貨に対して低金利の円やドルを売る動きが強まった。
高金利通貨に対してドルよりも円を売る動きが強く、円の対ドル相場を押 し下げた。
米債券市場で米長期債利回りが上昇したため、
日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが出たとの声も聞かれた。
ニューヨーク市場での円の安値は85円69銭、高値は85円21銭だった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに反落し、
前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円10~20銭で取引を終えた。
米欧株式相場の上昇で投資家のリスク 回避姿勢が後退し、円売り・ユーロ買いが優勢だった。
このところ円が対ユーロで大幅に上昇していたため、持ち高調整の円売りが出たとの指摘もあった。
ユーロは対ドルで続伸。前日終値の1ユーロ=1.28ドル台前半から1.28ドル台後半に水準を切り上げた。
米株式相場が堅調だったことや、
この日実施さ れたアイルランドとスペインの国債などの入札が好調だったことを受け、
ユーロ買い・ドル売りが入った。この日の高値は1.2905ドル、安値は 1.2835ドル。
(日経新聞マネー 8/18 7:28)