景気懸念や米金利低下で



16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、

前週末比85銭円高・ドル安の1ドル=85円30~40銭で取引を終えた。

世界的な景気減速への懸念や米金利低下を手掛かりに、円買い・ドル売りが優勢となった。

 

日本の4~6月期の実質国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を下回り、

8月のニューヨーク連銀景気指数は予想ほど改善しなかった。

世界的に景気回復ペー スが鈍化し、

投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から円はオーストラリアドルなど高金利通貨に対して上昇し、

対米ドルでも円買いが優勢となった。

 

米10年物国債利回りが約1年5カ月ぶりの水準まで低下し、

日米の金利差が縮小するとの思惑が一段と強まったことも、

対ドルでの円買いを促した。円の高値は85円21銭、安値は85円52銭だった。

 

円は対ユーロで続伸し、前週末比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円40~50銭で取引を終えた。

世界的な景気減速に対する懸念などから低金利の円買いが優勢となった。

 

ユーロはドルに対して6日ぶりに反発し、

前週末終値の1ユーロ=1.27ドル台半ばから1.28ドル台前半に上昇した。

世界的な景気懸念などから相対的に 金利の高いユーロが売られ、

同日の東京市場でユーロは一時1.2734ドルと7月21日以来の安値を付けた。

その後はひとまず利益を確定する動きが優勢と なったといい、

ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.2872ドル、安値は1.2804だった。

                                           (日経新聞マネー 8/17 6:34)