対ユーロでのドル上昇につれ
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、
前日比30銭円安・ドル高の1ドル=86円15~25銭で取引を終えた。
世界的な景気減速懸念からドルが対ユーロで上昇したことにつれ、円売り・ドル買いが優勢となった。
世界的に景気回復が鈍化するとの思惑が強まり、
投資家が運用リスクを回避するとの見方からドルを対ユーロなどで買い戻す動きが活発になっている。
13日も この流れが続き、円安・ドル高につながった。
最近の円の上昇で、日本の通貨当局による円売り介入への警戒感が出ていることも円売りを促したという。
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月の米小売売上高は前月比で3カ月ぶりに増加し、8月の米消費者態度指数(速報値、
ミシガン大学調べ)は前月から上昇した。
米景気減速に対する過度の懸 念は和らいだが、
小売売上高は変動の大きい自動車などを除くベースなどでは不安が残る内容だったため、
相場の反応は限られた。
円の安値は86円39銭、高値は85円68銭だった。
円は対ユーロで反発し、前日比35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=109円85~95銭で取引を終えた。
世界的な景気減速に対する懸念などから、低金利の円 買いがやや優勢となった。
足元でギリシャなど一部欧州諸国の財政・金融問題への懸念がやや強まっていることも、
ユーロ売りを後押ししているという。
ただ、4~6月期のドイツの実質国内総生産(GDP)が市場予想以上に伸びたため、
欧州市場では円を含めた主要通貨に対するユーロ買いが優勢となる場面もあった。
ユーロはドルに対して5日続落し、前日終値の1ユーロ=1.28ドル台前半から1.27ドル台半ばに下げた。
一時1.2750ドルまで下落し、7月22日 以来の安値を付けた。
世界的な景気懸念などを背景に相対的に金利が高いユーロを売る動きが続いた。
欧州の財政・金融問題に対する懸念もユーロの重荷となった。
一方、ユーロの高値は1.2832ドルだった。
(日経新聞マネー 8/14 6:49)