対ユーロでのドル安受け


26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

前週末比55銭円高・ドル安の1ドル=86円85~95銭で取引を終えた。

欧州金融機関への資産査定(ストレステスト)の結果発表を無難に通過したことを受け

対ユーロでドル売りが出たアジア・欧州市場の流れが継続し、円の対ドル相場を押し上げた。

 

欧州銀91行のストレステストは大きな波乱がなく、市場予想の範囲内の結果だったとの受け止め方が多かった。

ストレステストを控えてユーロを売り持ちにしていた投資家が、

持ち高を解消する目的のユーロの買い戻しを入れたという。

対ユーロでのドル売りの動きが波及し、対円でもドルは売りが優勢だった。

 

欧米株式相場が上昇したことから投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が強まり、

相対的に金利の高いユーロやオーストラリア(豪)ドルなどに対して、

低金利通貨であるドルへの売り圧力が強かったとの指摘もあった。円は一時86円82銭まで上昇した。

 

6月の米新築住宅販売件数は前月から増加し、市場予想を上回った。

米住宅市場の先行き不透明感がやや後退したことから、米債券市場で長期債利回りが一時上昇した。

日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となる場面もあった。円の安値は87円40銭だった。


円は対ユーロで横ばい。前週末と同じ1ユーロ=112円80~90銭で取引を終えた。

欧州金融機関のストレステストを通過したことや米欧株式相場の上昇を受け、

円売り・ユーロ買いがやや優勢になる場面もあった。

 

ユーロは対ドルで3日続伸。前週末終値の1ユーロ=1.29ドルちょうど近辺から1.30ドルちょうど近辺に上昇した。

一時は1.3006ドルと、20日以来約1週間ぶりに心理的節目の1.30ドル台を回復した。

この日の安値は1.2921ドルだった。

                                   (日経新聞マネー 7/27 6:49)